クリスティン・ゴフ 『ワタリガラスはやかまし屋』2009/02/27

久しぶりのミステリーです。
だいぶ前に読んだので、記憶があやふやですが。

クリエイティブ・デザイナーのレイチェルは、夫がウエイトレスとベッドに入っているのを見つけてしまいます。
離婚を考えたのですが、彼女の家族には離婚はありえない選択でした。
しかし、夫のロジャーが婚姻解消の申し立てをしてしまいます。
そんな時にミリアム叔母さんが旅行に行くので、農場バードヘヴンの留守番をしてくれないかと言って来ます。
レイチェルは傷心を癒すために転地療養をしようと思い、会社と話をつけ、叔母の農場に行くことにします。

農場はロッキーマウンテン国立公園に隣接しており、猛禽のリハビリセンターがあります。
地元の野鳥愛好会EPOCHが農場で例会を開いています。
叔母さんとの約束で、EPOCHの例会に出席したレイチェルは、やったこともないバードウォッチングをする羽目に…。
珍種の鳥、シロスジヒメドリを探しにいくことになったのです。
うまく鳥に遭遇したのはいいのですが、なんと死体とも遭遇してしまいます。
なんとその死体は、野鳥の不正売買の件で叔母を脅していた雑誌記者でした。
その後、叔母とリハビリセンターにいたハヤブサ、シロハヤブサがいなくなってしまいます。
叔母さんと鳥達は一体どうなったのでしょうか?

アメリカの自然保護についても書かれているので、興味のある人はおもしろく読めると思います。
野鳥愛好家と殺人なんて、全く合わないと思うのですが、もう五巻も書かれているそうで、ホント、ミステリーは奥が深いですね。

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