『幸せの教室』を見る2012/05/12

月9ドラマの『鍵のかかった部屋』の視聴率が高いらしいですね(週刊文春による)。意外です。といっても脇の佐藤浩市がテレビでも手を抜かずにやっているらしい(これも文春による)。大野は棒読みでもいいような役回りとか(これも文春)。関係ないけれど、とりあえずよかったですね。

久しぶりに映画に行きました。
近くの映画館が会員を募っていて、会員になると女性平日1000円、土日は1300円で映画が見られます。家庭の主婦って結構得ですね。
今までは映画館まで行くのが大変だったのですが、今度の家からは近いので、小さなDVDの画面で見るよりもスクリーンの方がいいですから、大いに利用しようと思います。



この映画にトム・ハンクスとジュリア・ロバーツがでると聞いたので見に行くことにしました。
画面を見てびっくり。自分も年を取っていますから当たり前なのですが、それでも二人が年を取っていることに驚きました。
トムは白内障でもわずらっていそうな目をした初老のおじさんですし、ジュリアは笑うと相変わらず素敵でスタイルも健在なのですが、普通の顔をしていると、口の大きなおばさんになっています。

映画の内容はありきたりなので、期待しないで下さい。アメリカ映画らしい、ほんわかしたムードと軽い笑いに心地よさを感じられる人限定の映画です。
実は今週の週刊文春の映画評で、おすぎは最低の星ひとつにしています。
時間の無駄とまで言い切ってしまうおすぎさん、あなたは辛口過ぎます。
他の人たちは3つなのに。(ひょっとして3つが普通という意味かな・・・?)

大型スーパーで9回も今月の優秀従業員賞(のようなもの)を取ったことのあるラリー・クラウンは、大学を出ていないため、これ以上の昇進のチャンスはないという理由で、首を言い渡されます。
離婚していたので金銭的余裕はなく、仕事を探し回りますが上手く行きません。そんなラリーに仕事を探すより大学に行くのが先だと助言してくれたのが隣人のラマーです。(彼って親切なのにガメツイです)
そこでラリーはコミュニティー・カレッジに入学することにします。
経費節約のためラリーから買った(テレビと取り換えた)スクーターに乗り通学するラリーです。

ラリーが取ったのは大学のアドバイザーの勧めるのスピーチと経済学。
この2つの授業でいい仲間と教師に出会います。
特にスクーター仲間のかわいい優等生のダリア(この人いいです)が何かとラリーの面倒を見てくれます。

一方、スピーチ教師の大学教師メルセデスは結婚が破綻している上に授業にも情熱を持てず、アルコールに走る毎日です。
夫は作家になりたいと言ってはいるのですが、妻が仕事に行っている間に巨○モデルの写真鑑賞をしています。チーズケーキが異様に好きらしいことが笑えます。

後はお約束通りの展開です。

私が一番笑ったのは、ラリーが酔っぱらったメルセデスを家まで送っていった場面です。彼女が警報解除のために番号を入れるのですが、ラリーに見られないように向こうを向いていてと言ったのですが、その後、口に出して番号をつぶやくのです。それも分かり易い番号を。つい、ふき出してしまいました。

おすぎのことを辛口と書きましたが、彼に同意せざるおえないのが最後の結末です。
失業したラリーにはまだ仕事が見つかっていません。そんなんでハッピーエンドでいいのでしょうか?
『幸せの教室』の後に『不幸な教室』が待っていそうな感じです。