ジェシカ・ベック 『午前二時のグレーズドーナツ』2012/05/13

コージーブックスから出たコージーミステリ第二弾です。
ドーナツ屋をしているスザンヌのお話です。


夫が浮気していることを知り、離婚し、慰謝料でドーナツ屋を開いたスザンヌですが、深夜勤務の連続で私生活はないにも等しい生活をしています。
午前二時から生地作りを始め、五時半に店をあけ、正午ぐらいに店じまい。
なんで五時半に店を開くのでしょう?アメリカの田舎の町は朝が早いのかしら?

ある日、スザンヌの店の前に死体が投げ捨てられます。
被害者はお店の常連で友人の銀行員パトリックでした。
騒ぎは自然に収まるはずがない。今後一生に渡り、あたりの様子を窺いながら怯えて暮らすわけにはいかない。
こう思ったスザンヌは事件に首を突っ込むことを決心するのでした。

いつもいつも不思議に思うのは、なんでミステリに出てくる女性は警察に任さずに自分で事件を解決しようと思うのでしょうか?
特にこのスザンヌの動機は不自然です。
まあ、一冊目だから我慢して読みましたが、次も同じようなら読みませんわ。
そのうちストーカーじみている元夫のマックスあたりが殺されそうですが。

私が結構読んでいても面白く感じないのは、ドーナツのせいかもしれません。
実は私、ジャンク・フードは好きじゃないのです。

コージーミステリ・シリーズに期待していたのですが、先月発売されたのと今月のを読んだ感じでは、私の好みと合わないかもしれません。