本を三冊2012/05/24

三冊、簡単に紹介しておきます。

まず、三浦しをんの『人生劇場』。
今までのエッセイ集の中では、こういってはなんですが、あまり笑えなかったです。胸毛が好きだなんて・・・。私と好きなタイプが違いすぎます。

山田詠美の『学問』には騙されました。彼女の『放課後の音符』とか『ぼくは勉強ができない』とかは、学校を描いた本の中ではベスト5か10に入るのではないかと思っていたのです。でも、『学問』は学校生活を描いてはいても、これらの本とは違いました。
ちょっととまどう内容もあり、夫は流石山田詠美と変な意味で納得していました。


垣添忠生の『妻を看取る日』は泣いてしまうかなと思っていたのですが、泣けませんでした。
奥さんの死後、酒に溺れ、うつ状態になったらしいのですが、医師だからか感情に流されることなく書いてあり、彼の悲しみがあまり胸に迫ってこなかったのです。
配偶者の死は、親以上に辛いだろうと思います。
いつか来る別れの日のために、心の準備をしておかなければならないのでしょうね。