高野秀行 『異国トーキョー漂流記』 ― 2013/11/01
彼は大学時代に探検を始めます。
よその国を探検するためにはその国の言葉が話せた方がいいということで、その国の言葉を習うことにします。
外国語は「現地出身の人に習う」というのが、高野さんの学習法です。
言葉話す人を探す上で出会った異国の人たちとのことを色々と書いたのが、この本です。
よその国を探検するためにはその国の言葉が話せた方がいいということで、その国の言葉を習うことにします。
外国語は「現地出身の人に習う」というのが、高野さんの学習法です。
言葉話す人を探す上で出会った異国の人たちとのことを色々と書いたのが、この本です。
高野さんが学んだ外国語はフランス語、リンガラ語(コンゴで話されている)、スペイン語、中国語、アラビア語です。
フランス語はブトーをやるフランス人女性に、リンガラ語は大使の息子に習います。
リンガラ語を話す人を探している時に出会った人のお兄さんがフランス語で小説を書いており、弟へ託された本を機上で読み、おもしろかったので翻訳しておいたら、それを卒論として認めてもらえて、大学を卒業できました。いいですねぇ。
盲目のスーダン人と野球観戦に行った時のことなんか、目に見えるようようです。
高野さんの毎日は国際的ですね。
高野さんにとって異国の彼らと過ごす東京は、カタカナの「トーキョー」です。
高野さんにとって異国の彼らと過ごす東京は、カタカナの「トーキョー」です。
「人間は言葉と想像力で「見る」ことができる」
彼のこの言葉が印象的でした。
日本にばかりいるのではなく、外国に行ってブラブラしたくなりました。
まずは先立つものを用意しなくては。
フランス語でも、もう一度やりなおそうかしら。
ワクチン接種に行く ― 2013/11/02
今日はワクチンを打ちに、別の動物病院へ行ってきました。
いつも行く病院では9種の混合ワクチンしかしないそうです。
ネットで調べると、ワクチンは種類が多くなるにつれて副作用のリスクが上がるということです。
そういうわけで五種のワクチンがある病院を探したのです。
今度の獣医さんは丁寧に健康診断をしてくれました。
前の獣医さんには指摘されなかった(または、気づかなかった?私は気になっていました)お腹のできものが心配だからと言って軟膏をだしてくれました。
丁寧につけ方と軟膏に入っている薬を教えてくれました。
ワクチンはアウトドアを趣味にしていて、山や野原、川などに頻繁に連れていかない限り、五種でいいそうです。
ワクチン接種の時は看護師さん二人でわんこと遊んでくれ、アッという間に注射が終わってしまいました。
前は押さえつけられて痛そうだったのに、今回は注射を打たれたのを気づいていないかもしれません。
犬は子供と一緒で注射がトラウマになったらいけないので、遊んでいるうちに打ってしまうようにしているそうです。
ワクチンを打った後は副作用があるといけないということで、10分後にもう一度診察してくれました。
すぐに出る副作用はムーンフェースで、顔が腫れるそうです。
半日ぐらいはだるい状態が続くのですが、ご飯を食べないとか普段と違うことがあったら、すぐに連れてくるようにとのことです。
動物には健康保険がないので、動物病院ごとに診察料が違い、今回の病院は前よりもちょっと高いのですが、私は理不尽なことで怒られなかったのでホッとしました。
夫曰く。
「君がニコニコ笑っていられるのなら、ちょっとぐらい高い病院でもいいよ」
人間でも動物でも病院選びは大変です。
大山淳子 『猫弁と少女探偵』 ― 2013/11/03
近くまで用事で行ったので、昨日は久しぶりに谷根千に行ってきました。
根津神社で拝んで、「よし房 凛」でお蕎麦を食べ、ブラブラと谷中銀座まで歩きました。
谷中銀座に栗菓子のお店や、私の好きなバッグのお店「マザーハウス」が新しくできていました。
マザーハウスは三週間前に開店したそうで、お祝いに(誰の?)濃茶のバッグを買いました。
谷中銀座に栗菓子のお店や、私の好きなバッグのお店「マザーハウス」が新しくできていました。
マザーハウスは三週間前に開店したそうで、お祝いに(誰の?)濃茶のバッグを買いました。
猫弁シリーズも四作目ですか。続きますねぇ。
百瀬のお母さんが登場するまで続くんでしょうね。
相変わらず自分のことよりも他人のことを優先してしまう、猫弁こと百瀬太郎です。
今回は偽弟が登場し、三毛猫誘拐事件や百瀬の法律事務所の扉にいたずら書きを貼る犯人が判明などと多彩な内容になっています。
あ、そうそう、婚約者の大福さんとの間はどうなったのかというと、百瀬は世間のことは全くわかっていませんから、婚約しているにもかかわらず、大福さんにプロポーズしてしまいます。
もちろん大福さんは怒ってしまいます。
彼女は結婚に夢を膨らませ、いつ具体的な話になるのかと期待していたのです。
百瀬のお母さんが登場するまで続くんでしょうね。
相変わらず自分のことよりも他人のことを優先してしまう、猫弁こと百瀬太郎です。
今回は偽弟が登場し、三毛猫誘拐事件や百瀬の法律事務所の扉にいたずら書きを貼る犯人が判明などと多彩な内容になっています。
あ、そうそう、婚約者の大福さんとの間はどうなったのかというと、百瀬は世間のことは全くわかっていませんから、婚約しているにもかかわらず、大福さんにプロポーズしてしまいます。
もちろん大福さんは怒ってしまいます。
彼女は結婚に夢を膨らませ、いつ具体的な話になるのかと期待していたのです。
それなのに・・・。
もっと悪いことに、彼女の誕生日にも気づかないんですから。
どうなるんでしょうか、結婚。
でも、百瀬、憎めないんです。
自分の失敗に気づき落ち込む百瀬にとってもいい言葉をかけてくれたのが、透明人間さんです。
「先生が誰かを幸せにするんじゃなくて・・・」
「先生といる人が、幸せになるんじゃないかな」
いいですねぇ。
そういう人に私はなりたいけど・・・でも、駄目ね。
夫にこう言われそう。「君といるとストレスが・・・」。
もっと悪いことに、彼女の誕生日にも気づかないんですから。
どうなるんでしょうか、結婚。
でも、百瀬、憎めないんです。
自分の失敗に気づき落ち込む百瀬にとってもいい言葉をかけてくれたのが、透明人間さんです。
「先生が誰かを幸せにするんじゃなくて・・・」
「先生といる人が、幸せになるんじゃないかな」
いいですねぇ。
そういう人に私はなりたいけど・・・でも、駄目ね。
夫にこう言われそう。「君といるとストレスが・・・」。
「おかがら火」&「うそ替え神事」@谷保天満宮 ― 2013/11/04
この前阿佐ヶ谷に行った時に人が大勢並んでいて入れなかった中華料理のお店「希須林 小澤」に行ってみました。
結構人気のあるお店のようで、予約がいっぱいです。
11月のお勧め料理と定番料理を選んで頼んでみました。
酢豚は前に阿佐ヶ谷で食べたお店と似ていて、肉とくわい(かな?)しか入っていないものです。
結構人気のあるお店のようで、予約がいっぱいです。
11月のお勧め料理と定番料理を選んで頼んでみました。
酢豚は前に阿佐ヶ谷で食べたお店と似ていて、肉とくわい(かな?)しか入っていないものです。
肉がちょっと堅く筋がありました。
ネットで見ると、海老マヨが美味しいそうなので頼んでみました。
ウエートレスさんが「2つですね」というので、変だなと思っていたら、大きな海老が2つでてきました。
ネットで見ると、海老マヨが美味しいそうなので頼んでみました。
ウエートレスさんが「2つですね」というので、変だなと思っていたら、大きな海老が2つでてきました。
マヨネーズがたっぷりかかっていてエビは見えません。
餃子は今一でしたが、シュウマイは大きくて肉の味がよくでているシュウマイでした。
相棒は紹興酒を飲んで満足していました。
美味しい料理を食べた後、急いで国立へ行きました。
昨年見た谷保天満宮の「おかがら火」を見たかったからです。
神官により点火するところを見たかったのですが、今年も見られませんでした。
昨年よりも遅く境内に着いたので、火は昨年よりも鎮まっていました。
相棒が「何でみんな火に背を向けているんだろう」と言い出しました。
周りを見てみると、本当に背を向けています。
火が熱いからかしら?
背中を向けていると、背中がぽかぽかして気持ちがいいです。
拝んでから「うそ替え神事」のためのうそをいただきに行きました。
うその中に入っている御神籤は末吉でした。
「人と争うな」と書いてあったので、気をつけますわ。
今年は残り少ないですが、あまりいいことがなかったので、後二ヶ月、これ以上悪いことが起こらないように、けがれが洗い落とされるといいのですが。
東野圭吾 『祈りの幕が下りる時』 ― 2013/11/07
加賀恭一郎シリーズの最新作。
加賀の幼い頃、家を出て行った母親が仙台で病死していました。
その頃、従弟の松宮は小菅のアパートで見つかった女性の腐乱死体の事件を担当していました。
行方不明者を調べるうちに遺体が押谷道子であることが判明します。
彼女は身元不明の女性の件で、元同級生で演出家をしている角倉博美に会いに上京したようでした。
角倉に会いに行った松宮は、事務所である写真に気づきます。
それは角倉と加賀が一緒に写っている写真でした。
松宮は加賀に会い、角倉との関係を尋ねます。
角倉に疑惑を持った加賀は独自に事件を調べ始めます。
親子の愛情と加賀の母親の秘密が描かれている新作です。
残念ながら期待したほど感動はありませんでした。
安かったので、フランシスのためにダウンを買いました。
服に慣れていないので、着せると落ち着かないようです。
似合うでしょうか?
越谷オサム 『陽だまりの彼女』 ― 2013/11/08
朝や夕方は寒くても、昼間はポカポカとした天気です。
道にある紅葉した木を見て思い出しました。
道にある紅葉した木を見て思い出しました。
この木は夏に見事な花を咲かしていた百日紅です。
こんな風に色づいて、実をつけるとは知りませんでした。
庭に一本、欲しいかも。(庭はないけれどね)
こんな風に色づいて、実をつけるとは知りませんでした。
庭に一本、欲しいかも。(庭はないけれどね)
この本も映画になっていますね。
たまたま図書館にあったので借りてみました。
僕こと奥田浩介が仕事先で出会ったのが中学校の同級生の渡来真緒。
中学校時代の彼女は「とてつもなく頭の悪い子」で、いじめられていました。
浩介は彼女を助けたがために急にキレる危ない奴というレッテルを貼られ、「不遇の中学時代」を送りました。
真緒だけが変わらず屈託なく話しかけてくれていました。
実は浩介は真緒のことが好きだったのですが、中学生ですから思いを素直に告白できませんでした。
10年後、真緒は準大手のランジェリー・メーカーのやりて社員に、浩介は交通広告代理店営業マンになっていました。
二人は仕事で再会し、付き合い出します。
たまたま図書館にあったので借りてみました。
僕こと奥田浩介が仕事先で出会ったのが中学校の同級生の渡来真緒。
中学校時代の彼女は「とてつもなく頭の悪い子」で、いじめられていました。
浩介は彼女を助けたがために急にキレる危ない奴というレッテルを貼られ、「不遇の中学時代」を送りました。
真緒だけが変わらず屈託なく話しかけてくれていました。
実は浩介は真緒のことが好きだったのですが、中学生ですから思いを素直に告白できませんでした。
10年後、真緒は準大手のランジェリー・メーカーのやりて社員に、浩介は交通広告代理店営業マンになっていました。
二人は仕事で再会し、付き合い出します。
二人の交際は順調で、真緒の父親からの反対はあったものの結婚し、幸せな生活を送っていたのですが・・・。
二人のいちゃいちゃが鼻につくこともありますが、これは恋愛小説ではなくて、ファンタジーです。
意外な結末が待っています。
ちなみに映画では浩介が松本潤で真緒が上野樹里だそうです。
う~ん、どうだろう?
上野さんは○○っぽいかな?
二人のいちゃいちゃが鼻につくこともありますが、これは恋愛小説ではなくて、ファンタジーです。
意外な結末が待っています。
ちなみに映画では浩介が松本潤で真緒が上野樹里だそうです。
う~ん、どうだろう?
上野さんは○○っぽいかな?
カエル、狙われる ― 2013/11/09
ビビリンのわんこは散歩で他の犬からほえられると逃げます。
尻尾を振ってフレンドリーな犬が近づいてきて匂いを嗅ごうとすると、嫌がって逃げます。
小さい時に他の犬と接することがなかったから、自分を犬だと思っていないんでしょうね。
実は苦手なものはもう一つあります。
車と自転車です。
散歩中に自動車が来ると、それまではちゃんと歩いていたのに行動がおかしくなります。
毎日散歩していても駄目なので、これからも平気にはならないでしょうね。
この前、国立の天下市でおもちゃを買いました。
カエルと犬です。
犬はプラスチックなので堅くてあまり気に入らなかったようですが、カエルは柔らかい素材なので、振り回して遊んでいます。
尻尾を振ってフレンドリーな犬が近づいてきて匂いを嗅ごうとすると、嫌がって逃げます。
小さい時に他の犬と接することがなかったから、自分を犬だと思っていないんでしょうね。
実は苦手なものはもう一つあります。
車と自転車です。
散歩中に自動車が来ると、それまではちゃんと歩いていたのに行動がおかしくなります。
毎日散歩していても駄目なので、これからも平気にはならないでしょうね。
この前、国立の天下市でおもちゃを買いました。
カエルと犬です。
犬はプラスチックなので堅くてあまり気に入らなかったようですが、カエルは柔らかい素材なので、振り回して遊んでいます。
かわいい外見でもやっぱり犬なんですね。
レーナ・ヘトライネン 『氷の娘』 ― 2013/11/10
『雪の女』の次に翻訳されたのがこの本です。
実際に何作目なのかはわかりませんが、ひょっとしてフィンランドらしい(と日本人が思っている?)雪とか氷に関する事件を最初にもってきたのかもしれませんね。
主人公のマリアの妊娠状況からすると、『雪の女』の続きの話のようです。
実際に何作目なのかはわかりませんが、ひょっとしてフィンランドらしい(と日本人が思っている?)雪とか氷に関する事件を最初にもってきたのかもしれませんね。
主人公のマリアの妊娠状況からすると、『雪の女』の続きの話のようです。
フィギュアのペア選手のノーラ・ニエミネンが車のトランクで死体となって見つかります。
もう少しで産休に入るマリアはこの事件を扱うことになります。
エスポー警察では組織の大規模な刷新が実施されており、警察署長が定年になるにあたり、部長職に誰が選ばれるのかがマリアたちの関心事でした。
もし上司のタスキネンが刑事部部長に選ばれれば、マリアが課長になるというチャンスがあるのです。
しかし、ベルツァという対立候補がいます。
彼が上司になると考えると、マリアは憂鬱になるのです。
妊婦でありながら、思い立つとすぐに行動を起こすマリアのことが旦那のアンティは心配でしょうがないと思います。
日本では子供が小さいうちは出世を望まない女性が多いように思いますが、フィンランドは日本よりも女性の管理職の割合が多いので、妊娠していても子供が小さくても出世を諦めるというようなことがないのかもしれませんね。
フィギュアスケートではスタイルが大きな意味を持っているんですね。
才能があってもスタイルがよくないとシングルで活躍ができないなんて、なんかシビアです。
昔の日本選手は下半身が太かったんですが、今はスラッとしていて、外国人選手と遜色ないスタイルですものね。
食生活や生活様式の違いでスタイルがよくなっていったんですね。
男性の方は背が高すぎても駄目なんですって。
ジャンプでクルクル回るのがやりずらいんでしょうか。
本の最後に出産を終えたマリアですが、子供を持ってから、どう変わっていくのか、次の本の出版が待たれます。
池井戸潤 『ロスジェネの逆襲』 ― 2013/11/13
テレビドラマで有名になってしまった半沢直樹の活躍するシリーズの三作目。
前の二作は読んでいるのですが、内容を忘れています。
とにかく半沢が若くてピチピチしていたのは覚えています。
三作目の半沢は経験を積み、後ろにどっしり控えているという感じです。
どういうわけか東京中央銀行から東京セントラル証券に出向しています。
二作目にその理由が書かれているのでしょうね。私は忘れてしまいました(笑)。
題名のロスジェネとは「バブル崩壊後の不景気の十年間、1994年から2004年の就職氷河期に世の中に出た若者たち」のことだそうです。
東京セントラル証券会社にIT企業の電脳雑技集団から、東京スパイラルを買収したいので、アドバイザーになって欲しいとの話が持ち上がります。
しかし、急に話は反故にされ、電脳雑技集団はセントラルの親会社の東京中央銀行とアドバイザー契約を結びます。
調べてみると、誰かが銀行にリークしたようでした。
半沢の部下で東京スパイラルの社長の瀬名と友人だった森山は、半沢のすすめもあり、瀬名と久しぶりに会い話をするうちに、図らずも東京中央銀行と電脳雑技集団の東京スパイラル買収工作を粉砕するために働くことになります。
半沢が動きます。
前の二作よりもわくわく感があまり感じられませんでした。
ドラマは数回見ましたが、よくできていますね。
脚本家はすごいと思いました。
この本の中でなるほどと思った言葉を載せておきます。
「組織に屈した人間に、決して組織は変えられない」
「全ての働く人は、自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ。会社の大小なんて関係がない。知名度も。オレが追求すべきは看板じゃなく、中味だ」
「世の中に受け入れられるためには批判だけじゃだめだ。誰もが納得する答えが要る」
「正しいことを正しいといえること。世の中の常識と組織の常識を一致させること」
「仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば、世の中も腐る」
仕事をしていると色々とあり、悔しい思いもいっぱいします。
正しいことを正しいといい続けたいし、自分が必要とされる場所にいたい。
期待されていないとわかった時、自分の今までの努力はなんだったのかと、むなしくなります。
理解されなくても、客が満足していればいいと思いたいです。
自分がこれからどこで輝けるか、その場所をこれから探してみたいです。
前の二作は読んでいるのですが、内容を忘れています。
とにかく半沢が若くてピチピチしていたのは覚えています。
三作目の半沢は経験を積み、後ろにどっしり控えているという感じです。
どういうわけか東京中央銀行から東京セントラル証券に出向しています。
二作目にその理由が書かれているのでしょうね。私は忘れてしまいました(笑)。
題名のロスジェネとは「バブル崩壊後の不景気の十年間、1994年から2004年の就職氷河期に世の中に出た若者たち」のことだそうです。
東京セントラル証券会社にIT企業の電脳雑技集団から、東京スパイラルを買収したいので、アドバイザーになって欲しいとの話が持ち上がります。
しかし、急に話は反故にされ、電脳雑技集団はセントラルの親会社の東京中央銀行とアドバイザー契約を結びます。
調べてみると、誰かが銀行にリークしたようでした。
半沢の部下で東京スパイラルの社長の瀬名と友人だった森山は、半沢のすすめもあり、瀬名と久しぶりに会い話をするうちに、図らずも東京中央銀行と電脳雑技集団の東京スパイラル買収工作を粉砕するために働くことになります。
半沢が動きます。
前の二作よりもわくわく感があまり感じられませんでした。
ドラマは数回見ましたが、よくできていますね。
脚本家はすごいと思いました。
この本の中でなるほどと思った言葉を載せておきます。
「組織に屈した人間に、決して組織は変えられない」
「全ての働く人は、自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ。会社の大小なんて関係がない。知名度も。オレが追求すべきは看板じゃなく、中味だ」
「世の中に受け入れられるためには批判だけじゃだめだ。誰もが納得する答えが要る」
「正しいことを正しいといえること。世の中の常識と組織の常識を一致させること」
「仕事は客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく。そういう連中が増えれば、当然組織も腐っていく。組織が腐れば、世の中も腐る」
仕事をしていると色々とあり、悔しい思いもいっぱいします。
正しいことを正しいといい続けたいし、自分が必要とされる場所にいたい。
期待されていないとわかった時、自分の今までの努力はなんだったのかと、むなしくなります。
理解されなくても、客が満足していればいいと思いたいです。
自分がこれからどこで輝けるか、その場所をこれから探してみたいです。
山口恵似子 『月下上海』 ― 2013/11/14
第二十回松本清張賞を受賞した作品です。
戦時中、スキャンダルを逆手にとり、人気画家にのし上った財閥令嬢の八島多江子は上海に渡ります。
上海で展覧会を開き、絵を描き、様々な男たちと出会います。
多江子は女の細腕一つで、過酷な運命に翻弄されつつも自分を貫いていきます。
戦時中の上海の様子がよくわかります。
話はミステリーと言うわけでもないし、よくあるハーレクイン+劇画風な話です。
相当期待してたのですが、読んで損した感じです。
毛が伸びすぎているわんこです。
お腹におできがあるので、しばらくトリミングはお休みしていました。
今週末に病院に行くので、行った後にトリミングに連れて行きましょうかね。
この写真はソファの上で甘えた声を上げている様子です。
抱くとペロペロなめまくり、無視するとつまらなそうにしています。
昨日なんか、床の上に横たわっていたので、具合悪そうに見えました。
傍に行くと、急に立ち上がりジャンプして飛びついてきました。
かまってもらうためには何だってやるんですね。
「一人でお留守番してたんだから、帰ったらずっと一緒に遊んでよ。僕、いい子にしてたんだから」 by わんこ
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