『大統領の料理人』をみる2014/08/07

英語のリスニングをしようとDVDを借りてきたのに、前回に引き続き、何故かフランス映画を選んでしまうのって、なんなんでしょう?
フランス語のリスニングのつもりになればいいのでしょうが、そんなにフランス語を知らないし・・・。


大統領とはアメリカのではなくて、フランスのミッテランだそうです。

(以下、ネタバレがあります。)

南極基地に取材に訪れたオーストラリアのTVクルーたちは、男だけの南極基地に女料理人がいることに興味を持ち、取材を申し込みますが、断られます。
基地の人たちは彼女を歓迎しており、彼女が去る時に暖かいお別れ会を開くことを計画していました。
この女料理人はオルタンスといい、彼女は短期間でしたが、大統領の料理人をしていました。

フランスの片田舎で、祖母や母から習った料理の小さなレストランを開いていたオルタンスのところに、大統領のプライベートな料理人にならないかという話がきます。
エリゼ宮に行ってみると、料理場は全くの男の世界で、料理人たちは冷たくオルタンスを迎えます。
大統領は忙しくて、何が好きで、何が嫌いかはわからず、ただ「素材を大切にしたシンプルな料理」というリクエストだけです。
それでも一生懸命試行錯誤をしていったのですが、エリゼ宮の料理人たちのいやがらせはやまず、メニューは一週間前に出せとか、大統領の健康のためにソースは作るな、カロリーの多いものは食べさせるなという指示はでるは、いい素材を集めようとすると、金がかかるから止めろと言われ、はては娘の所からトリフを取り寄せていることからあらぬことを疑われ・・・。
心身ともに疲れ果て、脛は疲労骨折までする始末。
二年で大統領の料理人を辞めることになります。

美味しそうな料理が目を楽しませてくれます。
が、一番最初に彼女が出した、トリフのオムレツとキャベツとサーモンの料理が一番インパクトがありました。


う~ん、食べたい。

最後に、厨房にやってきた大統領に、トリフのサンドイッチを出す場面はいいですね。


トリフって美味しいんでしょうか?
何かの上にのっているのを食べたことあるけれど、味なんか覚えてませんわ。

南極の話の間に大統領の料理人をしていた頃の話が挟まり、一体何を映画で描きたかったのか、疑問に思いました。
南極は余計だったような気がします。

とにかく料理人の世界は男社会。
女性が一人で乗り込んでいっても、壁につきあたるだけなんですね。
二年しか彼女は大統領の料理人をしなかったのではないかと非難する人がいるかもしれませんが、自分の納得のいくまでやれば、それでいいんじゃないかしら。
この場所は自分のいるところではない、自分を活かせないと思えば、逃げ出したっていいんじゃないかしら。
彼女の居場所はエリゼ宮ではなく、他のところだったというだけなのだもの。

美味しいお料理を見られたことだけで満足でした。
ごちそうさまでした。

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