小路幸也 『コーヒーブルース』2015/02/21



表紙と題名に惹かれて買ってみましたが、なんとこの本、『モーニング』の続きだったのですねぇ。
『モーニング』で私と言っていたのが、この本の主人公で<弓島珈琲>の店主、弓島大。
大学時代に友人と一緒に暮らしていた家を改造して珈琲店にしていました。

<弓島珈琲>には黒い犬がいて、庭が小学校の通学路に面しているため、近所の小学生たちがよく遊びにきていました。
ある日、大は一人の小学生の少女に姉の行方がわからなくなったので探して欲しいと頼まれます。
常連の面々の助けを借り、少女の家を探ることにしますが、少女の妄想に思えたことが五年前の事件へと繋がっていきます。

元女子プロレスラーの丹下さんが作るミートソース、食べてみたい!
三栖刑事、渋いね。
ミステリというよりも登場人物たちのほんわかした雰囲気で読ませられる本です。
小路さんの話には善人がたくさん出てきますね。