ひさしぶりのDVD鑑賞2015/05/01



まず最初は、鑑定士のお話。
ずっと独身を続け、鑑定士としての確たる地位を確立しているヴァ―ジルには、密かな秘密がありました。
それは元画家の友人と共謀して、女性の肖像画を安く落札し、自宅の一室にそれらの肖像画を飾っているのです。

ある日、不思議な鑑定依頼が。
広場恐怖症のクレアという女性から、両親が収集していた美術品を鑑定して競売にかけて欲しいというのです。
ヴァ―ジルはその女性に興味を引かれ、やがて愛するようになりますが・・・。

驚くべき最後。
人は知らない間に他人を傷つけ、恨みをかっていることもあるんですね。
ヴァ―ジルがかわいそうになりました。


ウッディ・アレンの監督作品、『ブルー・ジャスミン』。
題名がいいです。
ちなみにアレン自信は出演していません。
ジャスミン役のケイト・ブランシェットが素敵です。

ジャスミンは金持ちである夫が詐欺を働いて逮捕されたため、一文無しになり、仕方なくサンフランシスコにいる貧乏な妹、ジンジャーの家に転がりこみます。
妹とは血が繋がっていません。
二人とも養父母に育てられたのです。
妹には二人の子供と粗野な彼がいて、その彼はお上品なジャスミンを嘲笑います。
ジャスミンは過去と現在を行き来しており、独り言を言っては気味悪がれています。
実は彼女がこうなったのには、ある事情があったのです。

ジャスミンが哀れで、妹たちのように彼女のことが笑えませんでした。
ジャスミン、どうなるんでしょうか。


アメリカの高校のチアリーディング部のお話です。
チェアリーディングの振り付けがイメージしていたのとは違い、結構お下品なのでびっくりしました。

青春映画なんでしょうが、主役の女の子があまりアメリカ的ではなくて、私的には今一つでした。



邦名『八月の家族たち』。
アメリカの家族は仲よさそうでうらやましいと思っている人が、こんな映画見たら、日本の家族の方がまだいいと思うようになっちゃいますよ。
なんでもあけすけに言っていいというもんじゃないでしょう。
隠しておくという優しさも欲しいです。

母親役のメリル・ストリープが怪演してます。
喉頭がんで、がんの痛みから薬漬けになり、もともとの性格がパワーアップ。
来る人来る人に嫌味を言い続けています。
夫は彼女の性格に我慢できなくなってしまったのか(と最初は思いましたが)、家政婦を雇った次の日にいなくなり、湖で自殺をします。
父親の失踪をしった娘たちが駆けつけてきます。
娘たちもそれぞれ、悩みを抱えています。
父の葬式の後、繰り広げられる暴露合戦。
家族は多いといいかと思ったら、こんなんじゃ嫌ですね。
みんな互いのことは思っていると思います。
ヤマアラシジレンマっぽいですね。

人間を理解するのって難しいし、したくなくても争ってしまう、そういう性がある人もいるんですね。
私も気をつけないと、この母親のようになってしまったりして。
女たちは元気いっぱいですが、その一方、男たちは影が薄いです。
こういう女たちと付き合うのは従順な男がいいからかしら?

『ブルー・ジャスミン』もそうでしたが、女たちの行く末はどうなのか。
考えさせられます。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2015/05/01/7624611/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。