小早川涼 『料理番に夏疾風 新・包丁人侍事件帖』 ― 2015/07/01
写真でちょっと遊んでみました。
この頃、仕事から私が遅く帰ってくるので、弟犬はおもしろくないらしいです。
朝と晩に(たまに昼も)トイレに〇〇チをまき散らし、踏んづけます。
兄は最大12~13時間もの長きに渡るお留守番を耐えた経験があるため、態度は全くかわりません。
それなのに、弟は初めての経験なので、わがままを言ってます。
毎朝、起きると弟の〇〇チで汚れたトイレをきれいにし、帰宅すると、またトイレをきれいにし・・・。
だんだんと、作家さんが書いていたように、シーシュポスの岩のように終わることのない苦役に耐えているような気がしてきました。
しばらく様子を見ますが、続くようなら、弟犬をいつも家にいる知り合いにあずけるしかないかと思い始めたこの頃です。
将軍家斉の御前を料理する江戸城の台所人で、優れた嗅覚の持ち主の鮎川惣介のシリーズです。
いつのまにか、このシリーズは新しくなったんですね。
新・と書いてありますから。
新しくなってもやることは一緒。
相変わらず将軍のために料理を作っています。
今回の家斉からの依頼は異国の男に料理を教えるというものです。
それも惣介の家で住み込んでというのです。
家には若い娘がいますから、心配な惣介。
男のいる所にはいくなと言っていたのに、家族は惣介の言うことなんか聞きません。
その上、異国の男は不器用で、教えるのも大変です。
そんな時に幼馴染の添番・片桐隼人の心配事にかかわることになってしまう惣介です。
みんなからお腹がでてるのどうのと言われながらも慕われている惣介。
剣の腕はめっぽうダメダメ。
それなのに危ないことをしてます。
憎めないキャラです。
スヌーピー小屋が・・・ ― 2015/07/03
スヌーピーの犬小屋が弟によってひっくり返され、その中に兄が入ってくつろいでいます。
犬にとっては上も下も横も関係ないんです。
たぶん今が一番活発です。
兄のように2歳を過ぎると大人しくなってしまうんでしょうね。
J.D.ロブ 『偽りの顔たち』 ― 2015/07/04
イヴたちが一年前に解決したアイコーヴ事件が映画化され、ハリウッドへ招待されました。
夕食会で自分たちと同じ顔をした俳優たちに囲まれ、居心地の悪い思いをしている時に、事件は起こります。
ピーボディ役の女優の溺死体が屋上で見つかったのです。
彼女は誰からも嫌われるトラブルメーカーでした。
イヴたちの地道な捜査が進みます。
イヴの仲間たちが勢ぞろいで、華やかですね。
殺人者のことがわかってしまう過程がちょっとあっけない感じがしましたが。
本格的ミステリーではないので、こんなもんでしょう。
銀座の魚金がよかったので、先日、吉祥寺のビストロ魚金に行ってみました。
ここも予約するのが大変みたいです。
メニューは銀座と同じような感じです。
魚以外に豚のローストを食べてみました。
別の店で食べた豚よりも美味です。
次回は和食の魚金に行ってみようかと思います。
柚木麻子 『ナイルパーチの女子会』 ― 2015/07/05
直木賞候補作品です。
同性の友達がいない女2人のお話。
丸の内の大手商社に勤めるキャリアウーマンの志村栄利子は、容姿にも仕事にも恵まれているのに、ただ一つ足りないのが同性の友達がいないということ。
30歳になるというのに中学校時代の親友との出来事が彼女のトラウマになっています。
彼女の唯一の楽しみが、主婦ブログ『おひょうのダメ奥さん日記』を読むこと。
書かれていることから推測すると、どうもこのおひょうさんは自分と同じ町に住んでいるようです。
そんなある日、二人はカフェで出会ってしまいます。
おひょうこと丸尾翔子はスーパー店長の夫と二人暮らし。
一見ひょうひょうとしているような翔子には郷里に「自分からはなにもしない」父親がいて、彼が彼女の苛立ちの素でした。
共通の同性の友達がいないことで、2人は急速に親しくなっていくのですが・・・。
同性の友達がいないことがコンプレックスになるんですね。
途中から栄利子がストーカー気味になっていき、翔子が精神的に追い詰められていくので、殺人でも起こるのかしらなどと不安になっていきました。
ミステリーではないからそれはありませんでしたが(笑)。
同性の友人がたくさんいる、派遣の逞しい女性がでてきましたが、ちょっとデフォルメされていますが、彼女のような考えの人っているのでしょうね。
これらの登場人物ほど極端ではないですが、どんな人にも少なからずこういう面があるかなと思えるところがあると思います。
栄利子や翔子を反面教師として読みながら思ったことは、
わからないことは考えない。
人に合わせることも必要だけれど、必要以上に合わせない。
人に嫌われることを厭うな。
一人になることを恐れるな。
人といい時間を持てたら、ありがたいと思おう。でも、それはその時だけかもしれない。
永遠に続くことはない。
人は変化していくもの。人との関係もしかり。
などなど。他にもありますが。
人を求める気持ちの大小ってどうやって決まるのでしょうね。
私はそれが少ない気がします。
一人でも充分楽しいもの。
この本は近藤史恵の『はぶらし』に続く、栄えある怖い女シリーズの一冊に入りました(笑)。
男同士も大変です。
おやつを見せると近づいても兄は怒りません。
おやつがなければ、絶対に喧嘩になります。
ネレ・ノイハウス 『深い疵』 ― 2015/07/08
ホロコーストを生き残り、アメリカ大統領顧問も務めた著名なユダヤ人が殺された。
現場には「16145」という数字が。
司法解剖をしてみると、ナチスの親衛隊だったという証拠が見つかる。
彼は身分を偽っていたのだ。
彼の殺害をかわきりに、次々と殺人事件が起こる。
ホーフハイム刑事警察主席警部のオリヴァ―は部下のピアと共に捜査を続けるが…。
戦後60年以上も経ってもナチスのことが忘れ去られていないドイツですが、日本はどうなのでしょうね。
やった方は忘れがちですが、やられた方は忘れませんからね。
登場人物が多く、誰だっけと思いながらも、おもしろいので読み進みました。
でも、あとがきを読んで、ちょっとガッカリしました。
この本は第一作ではないんですって。
どうりで前の事件のことがでてくるので、おかしいと思いました。
翻訳物にはよくあることですが、できれば一作目から出版してほしいです。
<今日のわんこ>
旅行用に新しく買ったマットです。
ナイロンなので、粗相をしても大丈夫です。
粗相をするのが、この子です。
兄は昨日の朝、食べた後にすぐに吐いたので、胃腸の調子が悪そうです。
胃腸にいいというドッグフードをふやかしてやったのに食べようとしません。
弟は臭いを嗅ぎつけて、兄の餌を食べようとします。
仕方ないので、兄のふやかしたドッグフードを弟に、弟の普通のドッグフードを兄にやってみると、二匹共に完食でした。
お互いに相手の餌の方が美味しく思えるのですね(笑)。
ネレ・ノイハウス 『白雪姫には死んでもらう』』 ― 2015/07/11
刑事オリバー&ピア・シリーズの『深い瑕』の続きです。
11年前に少女を二人殺した容疑で刑務所に入れられた男、トビアスが出所する。
同じ頃、空軍基地跡地の燃料貯蔵槽から人骨が発見され、その骨は11年前に殺された少女のものであることがわかる。
トビアスは冤罪だと主張する。
彼が少女を殺して空軍基地まで死体を運ぶには時間がかかるため、彼は少女を殺していないのではないかと思われた。
トビアスの出所後、彼の母親は何者かにより歩道橋から突き落とされ、重体になる。そして、彼までもが何者かにより襲われ、怪我をする。
村には何か秘密があるようだ。
オリヴァーとピアがその秘密を暴いていく。
事件だけでも大変だと言うのに、オリヴァーは個人的なことが色々とあり、集中できません。
その彼を補佐するのがピア。
二人はいいコンビです。
一作目が出版されたというので、次に読んでみますわ。
<今日のランチ>
玄米が好きなので、国分寺に行ったついでに玄米定食を食べてきました。
玄米は美味しかったのですが、お料理の煮ものの野菜が煮過ぎで柔らかすぎでした。
野菜は歯触りがある方が好きです。
ネレ・ノイハウス 『悪女は自殺しない』 ― 2015/07/17
オリヴァ―&ピア・シリーズの一作目です。
一作目から出版しても問題なかったような気がしますが。
上級検事の自殺。そして、同じ日に、飛び降り自殺にみせかけた女性の死体が見つかる。
彼女は動物の安楽死に使われている薬剤で殺されたようだった。
彼女の夫は馬専門の動物病院で働く獣医で、派手な暮らしを好む彼女は、周りのものたちから嫌われていた。
夫が妻を殺したのか。
捜査をしていくと、女の意外な顔が浮かび上がってくる。
夫と別居し、警察の仕事を再開したピア。
昔好きだった人と再会し、複雑な思いのオリヴァ―。
二人はスーパーポリスではなくて、弱さを持った人間であるということが、うまく描かれていると思います。
恰好いいかと思った貴族出身のオリヴァ―が意外とヘタレな男なんですよww。
一緒に働くピア以外の同僚の描き方が、ちょっと物足りないですね。
一作目では何も問題のなかった人が三作目で処分を受けてしまうという、その辺りの事情をもう少し書いて欲しかったです。
まあ、二人が主人公なので、いいんですがね。
男と女のコンビ・シリーズではイギリスの「ダンカン・キンケイド&ジェマ・ジェイムズ」シリーズがありますが、今のところ私の中ではイギリスの方が勝っているかな。
ドイツの巻き返しを望みます(笑)。
トリミング後の二匹 ― 2015/07/18
ちょっと早いけれど、旅行前なのでトリミングに行ってきました。
犬たちは散歩のつもりだったと思います。
トリミング店は嫌ではないらしく、弟は喜んで入っていきました。
今日は夏用に弟も短くしてもらいました。
終わった後、暑いのか、舌を大きく出している二匹です。
弟の耳が大きいのが目立ちます。
一番最初に短くカットしてもらった時はかわいいと思ったのですが・・・。
お座りさせ、カメラを向けると、ずっとこの姿勢を維持します。
もっと他の表情が欲しいところです。
その点、兄はカメラを向けると嫌そうにそっぽを向いたり、動き回ったりします。
どうみても女の子っぽいです。
トリミングのお店では他の犬をほったらかしにして、二匹だけでものすごい勢いで走り回っていたそうです。
さぞ迷惑だったでしょうね。すみませんでした。庭と勘違いしてます。
二匹の微妙な距離は、この写真の通りで、絶対に近寄りません。
北海道日帰り旅行 ― 2015/07/20
旅行という大げさなものではないけれど、ちょこっと北海道に行ってきました。
兄犬は前回動物病院のホテルにあずけた所、3回も吐いたので、今回はあずけず、夫がお留守番で犬の面倒をみました。
ムサシ君は元気でした。
私が近づくと逃げます。
犬の臭いがついているからかしら?
三重に住んで、名古屋の会社に通っている甥がくれた「シェルレーヌ」。
調べてみると、三重土産の定番だとか。
普通のマドレーヌに貝のカルシウムが入っているもののようです。
食べてしまってから調べたので、袋だけです。
見かけは普通のマドレーヌなのでいいか(笑)。
空港では職場の人が教えてくれた、北菓楼のカップシューを買って、イートインで食べてみました。
これは空港でしか売っていないそうです。
相席した男性が、「ちょっと食べてみたけれど、甘くてねぇ。珈琲が美味しいですよ」と言っていましたが、上にかかっている粉砂糖を溶かしたの(グレースっていうの)が本当に甘く、シュー生地がクニュクニュするので、食べずらくて困りました。
上部半分以上が空洞で、下にクリームが溜まっています。
同僚のお孫さんがお好きだそうで、小さい子にはいい甘さなのでしょうが、大人には甘すぎで、グレースのかかっていない普通のシュークリームの方がいいですわ。
ちなみに無料珈琲は濃くて、男性が言っていたように美味しかったです。
空港内を歩きまくり、色々とお土産を見たのですが、結局は定番物になってしまいました。
赤いのは今CMで売り出している赤牛の神内ファームのレトルトカレーで兄からもらいました。
おかきは北菓楼の北海道開拓おかきの新シリーズ。
おかきは好きですが、歯にくっつくのが難点。
ロイスではチョコが定番ですが、定番すぎておもしろくないので、バラの形のフィナンシェが売られていたので、買ってみました。
そうそう焼き立てチーズタルトも買いました。
チーズがトロッとしていて、意外にあっさりした味でした。
ソフトクリームも美味しそうでしたが、今回はパス。
北海道に昔からあって、知られていないわかさいもも買い、馬具メーカーのソメスで北海道旅行の最後を飾りました。
ここのバッグ、皮がいいので好きなのです。
実家以外には何処にも行かなかったのですが、空港だけで十分・・・疲れました。
昨夜、両足の裏がつり、痛かった・・・(笑)。
万歩計を見ると、一万を超していました。
恐るべし新千歳空港。
犬を連れて軽井沢へ―高速道路のドッグラン ― 2015/07/23
早めの夏休みということで、犬二匹を連れて軽井沢まで行ってきました。
兄のミックス犬は車に弱くて、前回、箱根に行った時に吐いてしまったという過去があります。
そのため、今回はできるだけ一時間ごとに休憩を取ることにしました。
行きはドッグランのある高坂サービスエリアで最初の休憩にしました。
ドッグランはあることはあったのですが、小型犬や大型犬の区別のないドッグランで、下が土でした。
犬が砂埃で汚れます。
芝生が無理ならせめて草にして欲しいですわ。
兄犬はホテルに着いたとたんに吐いてしまいました。
朝はいつもの半分しか食べさせなかったのですが、何も食べさせない方がよかったかしら?
犬用の酔い止めがあるそうなので、次回は試してみようかと思います。
泊まったのはコテージです。
小型犬用と中型・大型犬用のドッグランがあります。
他の犬がいないので、リードを取って自由にさせました。
アジリティ用具が二つありました。
兄犬はジャンプしましたが、弟は怖がって近寄ろうともしません。
草木があると、昼間でも涼しく感じます。
コテージの中ではマーキングをさせないように犬用の紙おむつを着用。
家でマーキングはしないのに、こういう所に来るとしようとします。
他の犬のマーキングの臭いがついているからなのでしょうね。
おバカな兄犬は柵の向こうに私が行ったのを追いかけてきて、柵の間に挟まってしまいました。
抜けられると思ったのね、君は・・・(笑)。
弟は抱いて抱いてとうるさかったです。
兄が部屋の中をうろちょろしているので、ママを独占できると思ったのでしょうかね。
下手をすると、二匹が膝の上ということになり、ちょっと邪魔でした。
軽井沢らしいコテージです。
夜は家から持ってきたケージでお休みです。
帰りは釈迦堂パーキングエリアで休憩しました。
ドッグランはないのですが、散歩ができました。
談合坂サービスエリアにドッグランがあるということなので、行って見たいと思いつつも混んでいると嫌なので、一度も寄ったことがありません。
今回、思い切って寄ってみることにしました。
ドッグランはそれほど大きくはないのですが、隣接する野原がいいです。
こんな感じで、犬たちも大はしゃぎです。
二匹一緒の写真を撮ろうと思って頑張りましたが・・・。
なかなかこっちを向いてくれません。
兄なんか、何回言ってもお座りしません。
弟はお座りしてくれるのに・・・。
やっと撮れたかと思って、後で見てみると、兄の顔が変です。
兄はこの頃吠えるようになってしまいました。
人とすれ違うと吠え、他の犬がいると吠え、どうしたのでしょう。
その点、弟は人や犬に寄っていき、吠えず、フレンドリーです。
車酔いもしません。
犬も色々なタイプがいるんですね。
兄は旅に行くと問題児で、弟は優等生です。
最近のコメント