アーナルデュル・インドリダソン 『声』2015/10/19

湿地』『緑衣の女』に続く第3弾。
三冊の中でこの本が一番好きです。


クリスマス・シーズンの真っ只中に、ホテルの地下室でサンタクローズの格好をしたドアマンが殺されていた。
捜査官エーレンデュルは捜査を進めるうちに、彼の栄光に満ちた過去と挫折、家族の確執を知ることになる。

エーレンデュルは一人の家に帰りたくなくなり、捜査中にホテルに宿泊。
彼は娘と息子を捨てたという負い目をいつ克服できるのでしょうか。
そして、彼と娘エヴァに幸せは来るのでしょうか。

人間の性(さが)を描いた、謎解きよりも事件の背景がおもしろいミステリです。