佐藤青南 『白バイガール』 ― 2016/07/18
今日はかわいく寝ている・・・と思ったら
またまた頭が出ています。
女性が男性の職場だと思われていた所にどんどん進出しています。
とても喜ばしいことだと思います。
もう少し後に生まれていれば、前とは違う仕事をしていたかもしれませんね。
神奈川県警のあこがれの白バイ隊員になったばかりの本田木乃美はめげていました。
だって、交通違反のキップを切ろうとしたら、違反者から罵詈雑言をあびせられ、心はボロボロ。その上、ノルマには届かないんですもの。
そんな木乃美に同僚たちが手助けをしてくれています。
ある日、同僚の女性白バイ隊員川崎が追いかけたバイクに乗っていた女性が死んでしまいます。
彼女は薬をやっていたのではないかと思われる暴走行為をしていたのですが、調べても薬物反応はでませんでした。
この事件で、川崎は警察を辞めようと決心するのですが、川﨑に辞めてもらいたくない木乃美はバイクの女性について調べてみることにします。
その頃、強盗事件が多発していました。
ひょんなことから、木乃美たち白バイ隊員たちもこの事件と接点を持つこととなります。
白バイの運転技術はなくても(といっても普通の人よりはあるでしょうね)、木乃美は愛嬌と動体視力が抜群です。
彼女がこれからどう成長していくのかが楽しみです。
もちろんシリーズ化するんですよね・・・?
警察の嫌な部分が書かれていない、すがすがしいお仕事本で、すぐ読めてしまいます。
ボール大好き ― 2016/07/22
ブラブラと阿佐ヶ谷を歩いているとみつけたのが、「ちもと」。
聞いたことのある名前です。
都立大学駅の近くにあった和菓子屋も「ちもと」でしたね?
調べてみると、「ちもと」はのれんわけされているようです。
阿佐谷のは軽井沢系「ちもと」でした。
名物の餅も都立大学は「八雲もち」ですが、軽井沢は「ちもと餅」と名前が違います。
都立大学では夏はかき氷が有名ですが、こちらはどうなんでしょう。
お昼のおそばを食べたついでにかき氷も頼んでみました。
あれれ、氷が横に広がっています。
食べると、抹茶の苦みだけが口に広がります。
餡とシロップはどこ?
なんと、一番下にありました。
氷を崩さないと甘さがありません。
テーブルに氷が落ちて、大変でした。
かき氷は都立大の方が種類が少ないのですが、驚きがあっていいですね。
雨の降っていない日に、同僚から貰ったテニスボールで遊びました。
兄は弟がいると嫌がって遊びません。
ボールでもハンカチでも弟の唾がついた物が嫌なようです。
弟は貪欲におもちゃを兄から奪います。
このテニスボールも弟が取ってしまいました。
カメラに向かってポーズをとるのが上手いです。
兄は気ままに歩き回っています。
弟はボールは僕のものと、離しません。
暑さに弱いので、すぐにバテてしまいます。
後ろ足が変です。
この頃、要求吠えがうるさい弟です。
原田マハ 『暗幕のゲルニカ』 ― 2016/07/24
この猫、イギリスの首相邸に住んでいるラリー君(雄よね)。
キャメロンが引越をしても首相邸に残るのだとか。
なんと、彼、イギリス政府の正式スタッフで公務員なんだって。
職務はネズミ取りだとか。
かわいいですね。
さて、家のとぼけた犬は、またまた笑わしてくれています。
狭いハウスの中でひっくり返って寝ています。
目を開けているのが不気味ですが・・・。
原田マハさんのアート小説。
今回取り上げるのは、ピカソ。
物語は実在のピカソの愛人でカメラマンのドラ・マールとMoMAのキュレーターの八神瑤子の二人が交互に登場してきます。
ドラがピカソと関係を持っていた時に、ゲルニカが描かれ、彼女は制作過程を写真に撮っていました。
瑤子は9・11で最愛の夫を亡くしました。
キュレーターの彼女が夫の弔いのために考えたのが、「ピカソの戦争:ゲルニカによる抗議と抵抗」展。
この展覧会を成功させるにはスペインにあるゲルニカが必要でした。
しかし、スペイン側はゲルニカを貸し出してくれません。
瑤子の奮闘が始まります。
ゲルニカのタペストリーが国連にあるなんて知りませんでした。
ゲルニカに込められたピカソの思いは今も生きています。
秋吉理香子 『暗黒女子』 ― 2016/07/25
恒例のおかしな寝相。
首が前は左向きでしたが、昨夜は右向きでした。
私立のお嬢さま学校で”一番美しく、一番カリスマ性のあった”白石いつみが屋上から謎の転落死をとげます。
自殺か?他殺か?
文学サークルの部員が犯人ではないかと噂されています。
彼女の死の一週間後、彼女が主宰していた文学サークルの毎年恒例の闇鍋大会(お嬢様には合わないような)が開かれ、部員全員がいつみの死の真相を書き、みんなに発表することになりました。
一体誰がいつみを殺したのか。
『聖母』を書いた秋吉さんの2013年の作品です。
お嬢さま学校が舞台だというのはちょっと苦手です。
最後のどんでんがえしが意外でしたが、その他のことはありきたりでした。
思春期独特の女の子のもつドローとしたものが描かれています。
北竜町 ひまわりの里 ― 2016/07/28
実家に用事があったので、一泊二日で北海道に行ってきました。
用事を終えた後に、短時間で行けそうなところを探しました。
そうすると、途中にひまわり畑があるそうなので、行ってみることにしました。
私が行ったのは、深川の近くの北竜町。
まだ満開には早かったようで、一部は満開でしたが、他はまだまだでした。
八月に入ると、もっといいのではないかと思います。
世界のひまわりということで、色々なひまわりも植えられていて、ゴッホのひまわりなんかがあって、うれしかったです。
三人組の大学生ぐらいの男の子が、「感動した」とか、「白い服を着た髪の長い女の子とここに来たかった」とか大声で言っていて、笑わせてくれました。
広い大地に黄色いひまわりが映えます。
ひまわりを見ていると、昔の映画『ひまわり』を思い出しました。
ソフィア・ローレンがひまわり畑を彷徨っていた様子が浮かびますが、でも、北海道のひまわりはまったく陰りがないですけどね。
一番ひまわりがきれいだったところに、なんと、まあ、ある野球チームの五人の選手がいました。
ファンでもないので、邪魔だったんですけど・・・(ファンの皆様、ごめんなさいね)。
綺麗な花をみて、気持ちも明るくなりました。
上野ファーム ― 2016/07/29
私が北海道に行っている間に、トリミングの店にあずかってもらっていた犬たちは、寝る暇もなく遊んでいたそうです。
そんなわけで、家に帰ると爆睡してました。
相変わらずひっくり返って寝ている兄。
弟はトリミングの時に毛が目に入ったのか、ドライヤーのあてすぎなのか、右目がしょぼしょぼになっていました。
そのため獣医に行ってみてもらいました。
かわいそうな弟犬。
雨が降りそうなので、二日目は午前中に上野ファームへ行きました。
英国風の庭がきれいです。
知らない花が沢山咲いています。
枯れているのもあって、7月よりも6月の方がもっとよいような気がしました。
上からみたノームの庭です。
射的山に登りました。
足が筋肉痛になり、運動不足を痛感しました。
山の上から見た風景です。
ノームの庭。
サークルボーダー。
規模は銀河庭園の方がずっと大きいです。
こじんまりしたかわいらしい庭でした。
次回は北海道ガーデン街道を巡ってみたいです。
上野ファームの次に行ったのは、ライトノベル『櫻子さんの…』に出てきた紅茶のお店です。
「ライフ・ラプサン」という名で、外の見かけはイマイチという感じですが、紅茶とスコーンが美味しかったです。
近所にあれば通います。
イギリスで食べたスコーンに似ていました。
焼茶を買ってきました♪
男山酒造酒造り資料館と三浦綾子記念文学館 ― 2016/07/30
北海道の酒と言えば男山(かな?)。
夫が酒を買いたいというので、ついでに酒造り資料館もさっと見てきました。
大きな酒樽が置いてあります。
「男山」は江戸時代の浮世絵にも描かれています。
北海道の開拓は明治時代からではなかったっけと思い、よくよく説明を読んでみると、江戸時代に売れていた「男山」の商標を買って旭川で酒造りを始めたとのことです。
ですから江戸時代から続く酒というわけではないのです。
店の中に入ると、独特の臭いがしました。
資料館には浮世絵や昔の酒造りの道具やらが展示されていました。
一通り見た後は試飲といきたいところですが、夫は車を運転しますし、私は飲めないので、蔵元限定のお酒を買いました。
車に乗っている時に気になったのが、清掃車の絵です。
ペンギンやらシロクマ、レッサーパンダが描いてあります。
ちょうどペンギン車が横に来たので写真に撮ってみました。
後にも描いてあります。
右側の絵は撮れたのですが、歩道側の立っているペンギンの絵は撮れませんでした。
私は三種類しか見れませんでしたが、旭川に行くことがあったら清掃車に注目してみてください。
HPによると五種類あるようです。
実はこの後に紅茶屋に行ったのですが、昨日のブログに書いてしまいました。
残念な雨模様なので、北の嵐山に行ってみましたが、外にはでませんでした。
嵐山には窯がいくつかあるようなのですが、人がいなくて入りずらく、車で通り過ぎただけになってしまいました。
最後に三浦綾子記念文学館へ行ってきました。
本は大学時代と昨年の2回読みました。
宗教小説としてどうなんでしょうね。
いくら自分の子を殺した犯人の子であるとわかったからといって、あんなに執拗にいじめるようになるのでしょうか。
それまで育てて来たら愛情だって湧いていると思うのですが。
夫も妻に復讐するつもりで犯人の子を引き取り、最後はキリスト教に帰依していい人になって死んでいくなんて、なんて都合がいいのだろうと思ったりしましたけど。
本の中ではこの外国樹種見本林の側に「氷点」の家が建っていることになっています。
右側に三浦綾子記念文学館があります。
私が読んだことのあるもう一冊の本、「塩狩峠」展が開催されていました。
私は彼女の作品よりも生き方の方に興味があります。
雨が降っていなければ、歩いて回りたかったのですが。
実家に用事があったため、北海道に行ったので、旅行モードにはなれませんでしたが、久しぶりに自然の中にいられて、ゆったりとした気分になれました。
次回は秘境のホテルに泊まりたいと思っていますが、どうかな・・・。
まだ疲れが取れていない我家の愚犬。
目は開いているのですが、身体が動かないようです。
ヨーキーの目はよくなっているようです。
よかったです。
真保裕一 『赤毛のアンナ』 ― 2016/07/31
題名から『赤毛のアン』を思い出す人が多いでしょう。
そう書きながら、疑問が湧いてきました。
今の小学生、中学生たちも読んでいるのかな?
『赤毛のアン』が大好きな安那(アンナ)は、アンと同じように、母が交通事故にあったために孤児となり、児童養護施設に入ることになります。
アンにあこがれ、アンのようになりたいと思い、アンのように明るく振る舞い、周りに溶け込み、頼りにされるようになります。
しかし、高校を卒業し、会社に勤め始めた頃から友達とも音信不通になっていました。
そんなある日、アンナが知人男性を刺したというニュースが、アンナを知る人々にもたらされます。
何故、アンナは男性を刺したのか。
アンナを知る人たちが集まり、アンナのために何ができるかを話し合い、弁護士を探し、アンナの暮らしを調べ始めます。
そしてわかった事実は・・・。
一人の女性を助けるためにみんなが立ち上がるということは素晴らしいことです。
でも、今の日本で罪を犯した女性がどのように生きていくことができるのかを考えると、美談では終われないなと思ってしまいます。
この後の裁判の様子とか、どうアンナが更生していくのかも書いて欲しいです。
誰も楽しみにしていないとは思いますが、一応またのせておきます。
我が犬の寝姿。
何故か昨夜はスヌーピー小屋で横になっていました。
スヌーピー小屋も齧られて、つぶれそうになっています。
新しい小屋を買わなくては・・・。
弟は復活しました。
目も大丈夫らしいです。
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