堂場瞬一 『二度泣いた少女 警視庁犯罪被害者支援課3』2016/09/02



今回は頭が出ている兄犬の寝相。
夏は暑いので、こんなになるのでしょうかね(笑)。



警視庁犯罪被害者支援課シリーズの三作目。

父親が殺されていると娘から通報があったと支援課に電話がきました。
娘の名前を聞いた支援員の松本優里は、機能不全に陥ってしまいます。
優里曰く。その少女が親を殺されるのが二度目だと言うのです。
彼女の父親は八年前に殺されていたのです。
村野はとりあえず安藤梓を連れて、被害者の娘、青木那奈に会いにいくことにします。
那奈はショックを受けている母親の側で涙も見せずにいました。
特捜はそんな那奈を容疑者として扱います。
頭にきた支援課の面々は本橋課長の許しを得て、独自に事件を調べることにします。

管理職として本橋課長はいい見本です。
被害者に寄り添い過ぎてはいけない支援員はつらいですね。

堂場さんのシリーズ物ではアナザーフェイスが一番好きですが、二番目は支援課シリーズです。
主人公は万能ではなくて、何か負い目がある方がいいですね。