庭で遊ぶ2016/10/02

雨が降っていないので、久しぶりに庭で遊ばせてみました。
弟犬は外が大好き。
よく逃げ出して、窓のところに行き、庭を見ています。
散歩に行っても暑さに弱いので、すぐハアハアして座り込みますがね(笑)。


二匹が並ぶと、弟の方が大きいのがわかります。


赤い輪を投げると何回も取りに行きます。
兄は持ってこいをやりませんが、弟を追いかけるのは好きです。



もっと投げてよと訴えかけます。


やり過ぎて疲れると、舌を出しながら横になります。


兄にマウンティングしようとしますが、まだできません。


目力が兄よりもあります。
カメラを向けると、兄は絶対に見ようともしませんが、弟は違います。


兄は庭ではウロウロと歩き回り、時たま弟を追いかけます。


顔は茶色ですが、胴体がシルバーになっています。
どうやら兄よりも野生児のようです。

弟を捕まえて家にいれて身体を拭こうとすると、兄が(わざと?)吠えて周りに迷惑をかけます。
仕方ないので、兄を捕まえ、身体を拭きました。
弟がさびしそうにしています。

人間でいうと弟は24歳、兄は34歳ぐらいでしょうか。
人間の歳で考えると、もう立派な大人ですねぇ(笑)。

坂木司 『アンと青春』2016/10/03



やっと雨が止み、お散歩に行けました。
そうすると、うれしかったのか、めずらしく二匹共に前を向いてくれました。
ひさしぶりにかわいく撮れました♪



和菓子のアン』の続篇です。

まだまだ自分の進む道を見つけられず、自信のないアンちゃんですが、前回よりもできる女になっています。
今までは知らないことを人に聞いて終わりにしていたのに、今度はちゃんと自分で調べて答えを考えるようになっています。
周りの人たちはアンちゃんの成長をちゃんとわかってくれています。
でも、アンちゃんはそういうことを感じられない人です。
ちょっと鈍いんです。
その鈍さが恋愛の方にも行ってしまいました。
隣に出店してきた『K』というお菓子屋さんの店員さんと仲良くなったのを、乙女な立花君がジェラシーを感じてるなんて、全く思わないんだから。
一緒に中華街まで行ったのにね。
次は二人の恋バナになるのかな?

今回はちょっとお菓子にまつわる嫌~なことが書いてあるので、心がほんわかとまではいきませんでした。
人の悪意を書いてある本って、あまり好きではないのです。
お菓子ですから、心躍らせ食べたいですもの。

近藤史恵 『スティグマータ』2016/10/05



サイクルロードレースのプロ選手を描く「サクリファイス」シリーズ。
「スティグマータ」とは「聖痕」のことだそうです。

サイクルロードレースのプロ選手である白石誓(チカ)に、日本で二年間チームメイトだった伊庭が会いにきました。
彼はチーム・ラゾワル移籍をするというのです。
そして、ドーピングで告発され、全ての記録の剥奪と二年間の出場停止処分を受け、引退を表明していたメネンコがラゾワルと契約したと言うのです。
一体、メネンコは何のためにレースに戻ってきたのか・・・。

しばらくして、伊庭からメネンコがチカに会いたがっていると言ってきます。
メネンコ会ってみると、殺すという脅迫電話があり、心配だからツール・ド・フランスの時にチカにチームメイトのアルギを見張っていてほしいというのです。
断る理由がなかったので、チカはツールに出ることがあったら、アルギに注意を払うと約束します。

チカはツールでエースのニコラのアシストをすることになります。

過酷なレースで次々と選手がリタイア―していきます。
ニコラの調子はよく、メネンコのチームも同じように上位に食い込んでいました。

第十五ステージでニコラがステージ優勝した後に事件は起こります。

ツール・ド・フランスをテレビでも見たことがありませんが、山岳や石畳を走ることの過酷さが出てきて、どんな感じか見てみたいと思います。
絶対に自分では走ってはみたくないですがね。
あんなに大勢で走っているのに、アシストした選手は忘れられ、エースの名だけが残されるなんて、非情なレースです。
いつか実際にツールを見てみたいものですが、駅伝の時よりももっと速く、アッと言う間に自転車は通り過ぎていくのでしょうね。

後一年、同じチームで走ることになったチカですが、そろそろ引退かな?



うちのデカ耳ちゃんはハウスから顔を出しています。
ミッキーみたいなかわいい顔をしてます(馬鹿親)。


兄は相変わらず、ひっくり返って寝ています。
手がかわゆいです。

近藤史恵 『黄泉路の犬』&『狼の寓話』2016/10/09



題名が固いので、内容まで固い(ハードボイルド)かなと思ったら、全く違っていました。
本格的警察小説を期待してはいけません。
新米刑事とその先輩の女刑事のお話です。

新米刑事・圭司は殺人事件現場で証拠になりそうな髪の毛を流してしまい、女刑事・黒岩と組まされることになります。
黒岩と一緒にやり始めたのが、ホテルで殺された男の行方不明の妻の捜索です。
妻が殺害したのではないかと思われているのですが、黒岩は逮捕状を取らず、彼女のバックグランドを調べ始めます。
彼女は二度結婚しており、最初の夫はDV男で、彼女はその被害者でした。


強盗被害にあった姉妹が飼っていたチワワを探して欲しいと言ってきます。
圭司と黒岩が調べ始めると、ある女の自殺事件につきあたります。
女は一人で一軒家に住んでおり、家には何十匹の犬と猫がいました。
一見、動物保護者のような顔をしていましたが、実は彼女は「アニマル・ホーダー」でした。

「アニマル・ホーダー」って聞きなれない言葉ですね。
よく犬屋敷とか猫屋敷とか言われ、悪臭とか鳴き声がご近所に迷惑をかけているのに、自分は恵まれない動物を保護しているのだと開き直る人がいますが、実際は動物たちはひどい環境に置かれているなんていうことがありますよね。
そういう人のことを言うのだそうです。
一種の精神的な病気ですよね。
病気という自覚がないので、なかなか難しいようです。

DVとかアニマル・ホーダーとかの社会問題を扱っていますが、登場人物たちの会話がコミカルで、それほど悲惨な感じはありません。
シリーズ物として続いていきそうです。


兄犬が相変わらずひっくりかえっているので、今度は違う角度から写真を撮ってみました(笑)。


いかがですか?

M.C. ビートン 『アガサ・レーズンとカリスマ美容師』2016/10/10

アガサ・レーズン・シリーズの八作目。


隣に住むジェームズのことが好きなのに、彼はアガサに何も言わずに、どこかに行ってしまいました。
そんなわけで、暇をもてあましているアガサは髪に白髪を見つけ、牧師の妻に勧められた美容室に行ってみることにします。
イケメン美容師のジョンがとてもいい感じにしてくれましたが、アガサは彼にうさんくささを感じます。

ジョンにディナーに誘われたアガサは、レストランを出ようとした時に知り合いのミセス・フレンドリーがジョンを見て顔色を変えて、急いでいなくなったのを見て、二人の間に何があったのか疑問を持ちます。
ひょっとしてジョンは店のお客さんをゆすっているのではないかしら。
そう思ったアガサはよせばいいのに、たまたまやってきた準男爵のチャールズと共に退屈しのぎにジョンを調べてみることにします。

ジョンのことを調べるためにアガサが美容室に行って髪をブローしてもらっている時に、ジョンは倒れ、息を引き取ります。
彼は毒殺されたのでした。
一体、誰がやったのか。
休暇を取っている友人のウォンが連絡をよこさないことにも怒っていたアガサは、あてつけなのか、事件を調べることを止めません。

読んでいくと、とってもアガサがかわいそうになります。
せっかくできた友人のことも信じられず、人恋しいのに、そういえずに我をはっているアガサ。
田舎に住んでいるというのに、のんびりゆったりとできないアガサ。
出会う男がみな彼女を大事にしてくれないのに、去って行かれるのが嫌で、思っていることも言えないアガサ。
根はいい人なのに、彼女のことをわかってくれる人はなかなかいません。
牧師の妻のミセス・ブロクスビーだけは彼女の良さを理解してくれているようですが。
このシリーズの魅力は、アガサのこういう憎めない性格でしょうね。
願わくば、シリーズが終わる頃にはアガサが幸せになってくれることです。
イギリスで27冊も発売されているそうです。
まだまだアガサが幸せになる日は遠いですね。


<今日のわんこ>


大きくなってヨーキーらしくないヨーキーです。
結構吠えるのでうるさいです。

首輪がない!2016/10/13

昨日、散歩をさせた後に身体を拭いていると、弟犬の首輪がないのに気づきました。


家で首輪を取ることはありません。
ということは・・・。
どう考えてもトリミングをした時に忘れたとしか、考えられません。
トリマーさんのところに行って、年配の女性に聞いてみましたが、知らないようです。
二人いるトリマーさんのうちの古い人に聞いても、私はトリミングしなかったので、知らないといいます。
新しいトリマーさんの私物入れを見てみると・・・入っていました。

新しいトリマーさんは初めてトリミングをした時に弟犬の目を傷つけましたし、首輪をつけるのを忘れても、なんの連絡もくれない人のようです。
なんかそういう人に犬をあずけるのが怖くなりました。

今月、トリミングの予約をいれていますが、どうしましょうかねぇ・・・。

矢崎存美 『ぶたぶたの花束』2016/10/15



なんとなく(私的には)マンネリ化したような感のあるぶたぶたシリーズですが、ぶたぶたさんがかわいいので許せます。

今回、ぶたぶたさんはボディガード、薔薇だけを売る花屋さん、テディベア屋さんというものになっています。
色々な職業を渡り歩き、そろそろネタもつきたかな・・・?
なっていないのは何でしょうね。
ペットショップや電気屋など色々なお店の人、美容師や理容師、消防署や市役所の職員、建築家、音楽家、画家、占い師・・・あげていくとまだまだありますね。
次は何になるのか、楽しみにしましょう。



昨夜、2時頃、急に吠えだした弟犬。
何か悪い夢を見たのでしょうか?

テニスボールで遊ぶのも好きなのですが、咥えて逃げ回るので、飼い主にとってはボールで遊ぶのは嫌です。

毛の色の変化2016/10/20



弟犬の毛の色がまた変わってきました。
背中が白くなっていたのに、また黒くなってきました。
ヨーキーの毛の色は本当に変わっていくのですね。

近頃読んだ本2016/10/22

ブログを書く暇がなく、本が溜まってしまったので、日本の作家の本を簡単に紹介
しておきます。


平石貴樹 『松谷警部と三ノ輪の鏡』
松谷警部の部下の巡査部長になったばかりの白石さんの意外なことが、この本でわかります。
ついでにもう一人、ちゃらい刑事も登場します。
今回はゴルフとかカーリングとかスポーツ関係の事件が多いです。
次はどこの街かしら?

福澤徹三 『侠飯 おとこめし1~3』
ヤクザかと思うほどの、ちょっと怖い男は、美味しいご飯を作ります。
実は彼は・・・。
出てくる料理は美味しそうに書いてありますが、実際はそうでもないような気がして、作っていません(笑)。

成田名璃子 『東京すみっこごはん』
      『東京すみっこごはん 雷親父とオムライス』
商店街の脇道にある一軒家は不思議な空間です。
年齢も職業も異なる人たちがつどう「共同台所」なのです。
作る料理はレシピノートにのっとることがお約束。
こんな場所があったらいいなと、思わせられるお話です。

風野真知雄 『隠密味見方同心 六』
蘭方医学塾の闇鍋で起こった殺人。
魚之進は鍋に残った謎の肉を味見し、容疑者を見つけようとします。
兄の死の真相に近づけるのか・・・。

本田秀夫 『自閉症スペクトラム』
山崎晃資 『発達障害とこどもたち』
年々、知的障害のない発達障害の子どもたちが増えているようです。
そういう子どもたちが小学校へ進み、普通学級に入ると、周りの子たちと色々な摩擦を生じることになります。
学ぶ権利はどの子にもあるけれど、でも自分の子の学級にこういう子がいたらと思うと・・・。
色々と考えてしまいました。

朝井リョウ 『何者』
私にとって就活は過去の話になりました。
今の大学生たちは便利になったはいいけれど、色々と大変なこともあるのですね。
会社に門前払いされると、だんだん自分に自信がなくなってくるのはよくわかります。
でも、自分には人よりもいいところがあり、それがわからない企業には就職しないぞという心意気で頑張ってください。

松岡圭祐 『万能鑑定士の最終巻』
アレレ、凜田莉子さんと小笠原悠斗君は結婚するんだとばかり思っていたら、いつのまにか別れていました。
悠斗君は警察を辞めて刑事になっているし・・・。
今回は盗まれたムンクの「叫び」を探します。
二人の関係はどうなるのでしょうね。

浅田次郎 『天きり松闇語り ライムライト』
昭和7年5月にチャップリンが東京にやってきた。
チャップリン暗殺の噂があり、彼を死なせるわけにはいかないと夜盗たちが奮闘します。

西川美和 『永い言い訳』
妻が死んだ日、愛人と会っていた作家の夫。
彼は妻が死んでも涙を流せなかった。
妻の友人の夫は作家とはまるっきり違うタイプで、大泣きする。
友人の二人の子供と接するうちに、作家は・・・。
こめん、私にはあまり感動する話には思えませんでした。

遠藤彩見 『給食のおにいさん 浪人』
私立のお嬢さま学校でホテル給食を成功させた宗でしたが、残念ながらホテルの厨房へはもどれませんでした。
12月のクリスマスを前に、学校では「しるし」という不思議な出来事が次々と起こったのです。
栄養教諭の毛利の助けをかり、宗は捜査に乗り出します。
天海祐希のドラマ「Chef~三ツ星の給食~」ってこの本を参考にしているのかしら?と思ったのですが、ドラマを見ていないのでなんとも言えません。

特に一押しのお勧め本はありませんが、どの本も短時間で読めて、時間潰しにはいいですよ。

ピエール・ルメートル 『傷だらけのカミーユ』2016/10/23



プランターに薔薇とシクラメンを植えました。
夏は水やりを忘れると、花が枯れてしまうので、途中であきらめてしまったのですが、やっと涼しくなったので、長持ちをしそうな花を植えました。


やんちゃな弟は、私が花を植えていると、植え込みを超えてそばまでやってきます。


『悲しみのイレーヌ』では妻を殺され、傷心だったカミーユ警部に、やっと恋人らしき女性ができました。
しかし、彼女が強盗に襲われ、瀕死の重傷に。
入院先でも犯人に執拗に狙われ、二度と愛する人を失いたくないカミーユは彼女との関係を内緒にし、強盗事件に関わり、犯人を追うことにします。

三部作の最後の本です。
これほどまでにカミーユを不幸にしたがる作者ってマゾ?
普通の人ならもう誰も愛せなくなるでしょうね。
この後、カミーユがどうなるのか、想像すると・・・。