近頃読んだ本2016/10/22

ブログを書く暇がなく、本が溜まってしまったので、日本の作家の本を簡単に紹介
しておきます。


平石貴樹 『松谷警部と三ノ輪の鏡』
松谷警部の部下の巡査部長になったばかりの白石さんの意外なことが、この本でわかります。
ついでにもう一人、ちゃらい刑事も登場します。
今回はゴルフとかカーリングとかスポーツ関係の事件が多いです。
次はどこの街かしら?

福澤徹三 『侠飯 おとこめし1~3』
ヤクザかと思うほどの、ちょっと怖い男は、美味しいご飯を作ります。
実は彼は・・・。
出てくる料理は美味しそうに書いてありますが、実際はそうでもないような気がして、作っていません(笑)。

成田名璃子 『東京すみっこごはん』
      『東京すみっこごはん 雷親父とオムライス』
商店街の脇道にある一軒家は不思議な空間です。
年齢も職業も異なる人たちがつどう「共同台所」なのです。
作る料理はレシピノートにのっとることがお約束。
こんな場所があったらいいなと、思わせられるお話です。

風野真知雄 『隠密味見方同心 六』
蘭方医学塾の闇鍋で起こった殺人。
魚之進は鍋に残った謎の肉を味見し、容疑者を見つけようとします。
兄の死の真相に近づけるのか・・・。

本田秀夫 『自閉症スペクトラム』
山崎晃資 『発達障害とこどもたち』
年々、知的障害のない発達障害の子どもたちが増えているようです。
そういう子どもたちが小学校へ進み、普通学級に入ると、周りの子たちと色々な摩擦を生じることになります。
学ぶ権利はどの子にもあるけれど、でも自分の子の学級にこういう子がいたらと思うと・・・。
色々と考えてしまいました。

朝井リョウ 『何者』
私にとって就活は過去の話になりました。
今の大学生たちは便利になったはいいけれど、色々と大変なこともあるのですね。
会社に門前払いされると、だんだん自分に自信がなくなってくるのはよくわかります。
でも、自分には人よりもいいところがあり、それがわからない企業には就職しないぞという心意気で頑張ってください。

松岡圭祐 『万能鑑定士の最終巻』
アレレ、凜田莉子さんと小笠原悠斗君は結婚するんだとばかり思っていたら、いつのまにか別れていました。
悠斗君は警察を辞めて刑事になっているし・・・。
今回は盗まれたムンクの「叫び」を探します。
二人の関係はどうなるのでしょうね。

浅田次郎 『天きり松闇語り ライムライト』
昭和7年5月にチャップリンが東京にやってきた。
チャップリン暗殺の噂があり、彼を死なせるわけにはいかないと夜盗たちが奮闘します。

西川美和 『永い言い訳』
妻が死んだ日、愛人と会っていた作家の夫。
彼は妻が死んでも涙を流せなかった。
妻の友人の夫は作家とはまるっきり違うタイプで、大泣きする。
友人の二人の子供と接するうちに、作家は・・・。
こめん、私にはあまり感動する話には思えませんでした。

遠藤彩見 『給食のおにいさん 浪人』
私立のお嬢さま学校でホテル給食を成功させた宗でしたが、残念ながらホテルの厨房へはもどれませんでした。
12月のクリスマスを前に、学校では「しるし」という不思議な出来事が次々と起こったのです。
栄養教諭の毛利の助けをかり、宗は捜査に乗り出します。
天海祐希のドラマ「Chef~三ツ星の給食~」ってこの本を参考にしているのかしら?と思ったのですが、ドラマを見ていないのでなんとも言えません。

特に一押しのお勧め本はありませんが、どの本も短時間で読めて、時間潰しにはいいですよ。