明けましておめでとうございます。2017/01/01



「明けまして おめでとうございます。
僕たちは今年も元気で、駆けまわります。
ママ、早く元気になってね」


「お外で遊びたい。もっと僕のことかまって」 by やんちゃなヨーキーの弟
「お散歩いっぱいして、美味しい物たべたいな」 by お兄ちゃん

犬たちは新年から元気いっぱい。
元旦は犬の「早くご飯ちょうだい」の声で起きました。
あ、犬用御節を買ってあったのに、食べさせるの、忘れていた(笑)。

今年の人間用御節は、イタリアン。


夫は日本風の御節が嫌いなので、こういうのを頼んでみました。
肉ばかりです・・・。

昨年は思いがけない病気でバタバタとしてしまいました。
一応結果がでたのでよかったのですが、後は薬が効くかどうか。
今思うのは、ちゃんと病院を調べて、専門医のいる病院にかかればよかったということです。
投薬はそれほど病院によって変わるわけでもないようなので、このまま通院し、ある程度の所まで行ったら近くの病院に転院するつもりです。

薬のせいか、風邪をひいたのか、喉と胃の調子が今一つ。
今年は「健康」がテーマです。

みなさまもどうぞ健康に気をつけてお過ごしくださいませ。

パトリシア・コーンウェル 『邪悪』2017/01/03



年の初めから、とんでもない題名の本を読みました(笑)。
検屍官シリーズは毎年12月に出版されますので、ちょうどお正月前後に読むことになります。
この頃、面白くないなと思い始めたのですが、今回は違います。
たった1日間の間に起こる出来事なのですが、心に巣食う恐怖心がひしひしと感じられました。

2か月前、海の中で太ももを撃たれ、その傷も治っていない状態のスカーペッタは、パリウッドの大物の娘の不審な死に関わることになります。
その現場でルーシーの緊急用電話番号から届いた動画を開けてみると、彼女がFBIのインターンをしていた頃の部屋の様子が映っていました。
一体誰がルーシーの部屋にカメラを置いて盗撮していたのか・・・。
あの悪魔のような女、キャリーなのか。
心配になったスカーペッタは現場を後にし、ルーシーに会いにいきます。
そこではFBIの家宅捜査が行われていました。

スカーペッタはルーシーを護れるのか。
そして、宿敵キャリーとの対決は?

まだまだキャリーとのことは終わりません。
姿が見えるよりも、見えないことの方が恐怖心が倍増しますよね。
見えない敵と戦うスカーペッタたちはどうなるのか。
なかなか話が進みませんが、次には決着がつきますよね。
楽しみに12月を待つとしましょう。

元気な犬たち2017/01/04

犬たちはいつ遊べるのか、ママの様子をいつもうかがっています。
ママが椅子に座ってスマホやiPadをいじっている時は来ません。
スマホなどをテーブルに置くと、かけてやってきます。
じっと耳をすませて、ママが暇になる時をうかがっているのですね。

庭で遊ばせると、兄が悪いことをします。
テーブルの木の椅子におしっこをかけるのです。
今までそんなことしなかったのに。

一方弟は、飽きずに持って来いとボール遊びをします。
兄は2歳ぐらいでやらなくなったのですが。


持ってこいに飽きるとボールを探します。


何度見ても背筋がピンとしていていいですね(笑)。


毛が伸びていますが、このポーズ、お気に入りなんでしょうか?
いつもしてくれます。
兄はカメラが嫌いなので、絶対にこういうポーズは取ってくれません。
仕方ないので、テーブルの上にのせました。
そうすると、食いしん坊なので、花を食べようとします。


シクラメンは毒があるとか聞いたことがあるので、花を食べたら口から出させます。


カメラを向けるとそっぽを向きます。


ボールを追いかけている弟の邪魔を始めました。
兄の弟いじめです。

兄から部屋に戻して身体拭きをしていたのですが、この頃、弟が庭で一人残されるのがさびしいらしく、兄を捕えようとすると僕を捕まえてと寄ってきます。
二匹を抱き上げてソファにのせます。


一緒に舌出し。
おやつでつると・・・。


やっと兄も前を見てくれました。
この微妙な二匹の距離が、二人の関係を物語っています。

今週末にトリミングです。

桜木紫乃 『風葬』2017/01/05



北海道といっても、道央と道北、道南など全く違った文化圏なのだと思います。
桜木ワールド満載の本です。

釧路で書道教室を営む夏紀は、認知症の母が夜中に「涙香岬(ルイカミサキ)」に行かなければと言うことが気になっていました。
自分の出生の秘密と関わりがあるのではないかと思うからです。
地元の新聞の文芸欄に「涙香岬」という地名を使った短歌を見つけたので、新聞社に問い合わせました。
そうすると投稿者の沢井徳一が会ってくれるというので、出かけることにしました。

沢井徳一は退職した元中学校教師で、今は悠々自適な生活をしていました。
彼の息子の優作は元小学校教師で、受け持っていた生徒がいじめを苦に自殺したことから仕事を辞め、妻と別居し、父である徳一と暮らしていました。

夏妃と会ってから、徳一は昔受け持った女生徒で、海で死んだ子のことを思い出し、彼女のことを調べ始めます。
彼女はその頃妊娠しており、産んだ赤ん坊は一体どこに行ったのかと気になっていたのです。

過去が思わぬ姿で現れます。

ネタバレになるので書きませんが、真実はどうなんだろうと思いました。
釧路の海は、あくまでもイメージですが、暗い、人の心の闇を写すような海のような感じです。

サラ・パレツキー 『カウンター・ポイント』2017/01/07



50歳になっても元気なのが、我らのV・I・ウォーシュースキー。
久々の登場です。

25年前に、妹を母親に殴り殺された元恋人が、ヴィクに会いに来ます。
母親が刑務所から戻り、自分は陥れられたと言っているので、もう一度事件を調べ直してもらいたいというのです。
止めればいいのに、気のいいヴィクは母親に会いに行き、嫌な思いをします。
彼女はウォーシュースキー家に恨みを持っていたのか、昔から自分の家族に起こる不幸のすべてを、ウォーシュースキー家のせいにするのです。
ヴィクのいとこで、地元のヒーローだったブーム=ブームが、娘を殺したとまで言うのです。
会いに行ったせいで、接近禁止命令まで出ちゃいました(笑)。
それでもあきらめないのが、ヴィクのいいところ(かな?)。
ブーム=ブームの汚名返上をしようと動き回るうちに、いつしかヴィクは深く事件の中に入り込むことになります。

このシリーズ、どの巻を読んでもおもしろいです。
ヴィクと彼女を取り巻く人々の魅力のおかげです。
私も彼女を見習って、といっても犯罪者とは戦いたくないですが、元気に跳びまわりたいものです。

家の中で・・・2017/01/08

犬たちが室内で遊びました。
テニスボールを出すと、弟がくわえて離しません。


毛を伸ばそうと思ったのですが、人相が悪くなりますね。


咥えて絶対に離しません。


兄に取られないように、こうやってくわえたままでいます。


兄がタックルしても離しません。


たまに取って見ろとばかりに、ボールを床に置きます。


でも、絶対に兄には渡しません。


兄のハウスに入るのが好きですが、またスヌーピー小屋に入ってしまいました。


兄が困ったようにこちらを見ます。
「ママ、どうにかしてよ」


実はテニスボールよりも小さなピンクのボールを投げると、兄が離しません。
兄の口にはテニスボールは大きすぎるのです。

ボールにこんなに執着するなんて、犬っておもしろいですね。

宮木あや子 『校閲ガール ア・ラ・モード』&『校閲ガール トルネード』2017/01/09

トリミングに行ってさっぱりした兄犬です。


今回は顔が卵型に切られ、りりしい男の子の顔になっています(親のひいき目です)。
弟は耳が蝶々見たいです。


毛は短い方がかわいいですね。

『校閲ガール』に続篇があるということなので、読んでみました。
(昨年、読んだのですが)


ア・ラ・モードですから、河野悦子の話ではなくて、彼女の同僚たちのお話。
意外な過去があったりして、周りのキャラもいいですね。
出版社の裏側を知ることができて、お仕事本としてはいいかも。

大学生の時に本の編集者にあこがれたことがありますが、本当にあんなことがあるのでしょうか。
今になったら、編集者になれなくてよかったと思いましたわ。
私の身体では早々にボロボロになって30代で引退となっていそうですから。



河野悦子はどうなったんだと思っていたら、やっと登場しました。

アフロ君との間も上手く行き、なんと、やっとあこがれの編集部に異動できました。
雑誌は違うけれど季刊の結婚情報誌です。
しかし、あこがれと現実は違います。
校閲部でなんとかやっていけたのに、あこがれの編集部で悦子は編集部のお荷物ちゃんになってしまいます。

やりたいこととやれることの違いですねぇ。

持ち前の負けん気でやっていけるのか。
ストレスでお肌もボロボロの悦子です。

表紙のかわいさから、内容も軽いかと思いますが、そうではないですよ。
しっかりとお仕事の辛さも書いてますから。
働く女性たち、頑張ってね!
悦子も辛さに耐えてます。

エリザベス・ペローナ『 真夜中の女子会で事件発生! 死ぬまでにやりたいことリスト1』2017/01/10



どうです、この耳?
ますますミッキー犬になっちゃった?



”Bucket List(死ぬまでにやりたいことリスト)”って映画『最高の人生の見つけ方』にでていたものですよね。

仲よし女性5人組が60歳になった記念に、それぞれに「死ぬまでにやりたいことリスト」を作ることになり、年齢に合わせて60個書くことにしました。
12年かけて達成していったのですが、まだまだ残りはあります。
そのうちの一つが、「素っ裸で泳ぐパーティ」。
真昼間にそんなことできないわということで、真夜中に密かに行おうとしたら、なんとまあ、死体を見つけちゃったんです。
それからの5人組は大変。
「裸で泳ぐおばあちゃんたち」ということで、おもしろおかしくマスコミに取り上げられてしまいます。
ところがそれに乗じて、自分のリストのひとつを叶えようとする人もでてきます。
元看護師のフランシーンは友人たちの暴走を抑えるのにてんてこ舞い。
リストに「殺人事件を解決すること」と書いた人がいたので、おばあちゃんがたは捜査を始めてしまいます。

アメリカのご老人は本当に元気です。
見習わなくては。

『最高の人生の見つけ方』を見た時にも私もBucket Listを作りたいと思ったのですが、彼女たちのように60個も書けません。
ひょっとしたら10個もないかもしれません。
ちょっとエネルギーが枯渇しているようです。
エネルギーチャージしなくっちゃwww。

古内一絵 『マカン・マラン』2017/01/11



兄犬はストーカー気質です。
そっとママの行動をうかがっています。
彼が寝ているので弟を抱いていると、いつのまにかハウスから出てきてじっとこちらを見ています。



とある町の路地裏に、秘密のカフェ、「マカン・マラン」がありました。
昼間はダンスファッション専門店、夜にその姿を変えて夜食カフェへと変身するのでした。
カフェでは元はお針子たちのまかないを出していましたが、現在はやって来る常連客に700円という破格の値段で夜食を提供しています。
店主はドラッグクイーン。
シャールと名のり、夜食以外にその人の体質に合ったお茶を飲ませてくれたりします。
彼(彼女?)の料理は身体に優しく、夜食にふさわしい美味しいものです。

この店に縁があってやってくる人たちのお話が四話。

こういうコンセプトの本って他にもあったような・・・。
食べることって大事だとはわかっていても、作るのが面倒になったりするんですよね。
家族でない大人も子供も、一緒に食事ができる場があるといいですね。
ニュースで「こども食堂」のことを報じていましたが、まだ首都圏で30カ所ぐらいだそうです。
本当は家族が一緒に夕食を食べられるのがいいのですが、そうもいってられないのが現実ですものね。

面倒がらずにお料理しましょうね。

深作秀春 『視力を失わない生き方』2017/01/12



弟は兄のハウスが好き。
外に出すと必ず兄のハウスに入ります。
兄は取られないようにと自分のハウスに入っています。



アメリカなどで眼科外科医をやってきて、数々の国際的権威のある賞を取ったという深作医師の本を読んでみました。
(以下、私が勝手に抜粋して書いているので、表現が間違っている可能性があります。詳しく知りたい方は本を買って読んで下さい。)

彼曰く、日本の眼科は時代遅れである。未だに古い手術法や医療品を用いている。
アメリカなどでは眼科外科医(オプトメトリスト)は一番収入が多く、医学部のトップの成績でないとほぼなれない。
日本の医師は「語学力がない」ため遅れた情報しか得られない。
大学病院などは研修病院で、そこでの手術は練習台であると心得よ。
深作医師の病院には日本の大学病院で研修医に手術をされて失敗した患者が来ている。

大学病院が研修病院だというのは全くその通りと思います。
大学病院=一流の医療が受けれるというわけではないのですよね。

緑内障について詳しく書いてあるのを期待して読んだのですが、あまり書いてありません。
緑内障患者は手遅れにならない段階で腕のある眼科外科医の緑内障手術を受けるようにと言っています。
彼が開発した緑内障手術があるようですが、細かい内容になるので書かれていませんでした。
これが一番知りたかったのですけど。

眼圧はドイツ人を基にして正常眼圧10~20mmHgが決められているそうで、日本人はドイツ人よりも角膜が薄いので正常眼圧はずっと低いそうです。
それに正常眼圧という言い方は今や「死語」で、「眼圧は角膜の厚みによって変わるので、その補正をしなくてはならない」というのが眼科医の常識なのだそうです。
日本人に正常範囲の眼圧の人の緑内障が多いというのは、このへんに理由がありそうですね。

目に病気のない人でも参考になることも書いてありました。

目をこすったり叩いたりしてはいけない。
「アトピー性皮膚炎」の人は非常に高い確率で白内障や網膜剥離になる。
「眼球体操」で網膜剥離になる人が続出。
白内障の手術を伸ばしていると緑内障を引き起こすことがある。
寿命は90歳でも目の寿命は70歳。
水泳ではゴーグル、塵や埃の多い場所では大きなメガネをかけること。
コンタクトレンズは一日8時間まで。
コンタクトクリニックでの診察はいいかげんだから気をつけろ。
強い紫外線の場所では保護メガネやサングラスをかけ、つば広の帽子をかぶること。

コンタクトクリニックにはコンタクトレンズを作りに行った時にかかりましたが、本当にいいかげんでした。
いつも若い医師になりたての人が看てくれ、私が緑内障だと言わなかったらわからなかったようです。
緑内障だと教えてあげると、機械で目を見て、「緑内障でも初期でしょうね」などとおっしゃいました。後期なんですけれど。
安いコンタクトを買うためだけならいいのですが、まさか目の病気でかかる人はいないですよね。
気をつけてください。

深作医師のちょっと自慢が入った表現が気になる人もいるかもしれませんが、白内障や網膜剥離、加齢黄斑変性、糖尿病性網膜症患者、これからレーシック手術をしようと思っている人などには参考になると思います。