大崎梢 『本バスめぐりん。』2017/02/04



元書店員の大崎さんの書いた移動図書館にまつわる謎のお話。

会社を退職してから友人に紹介されて移動図書館の運転手になったばかりのテルさんとバスに同乗する図書館司書のウメちゃん。二人は年の差は40歳。
温厚で思慮深いテルさんと思い立つと行動の方が先になるウメちゃんはいいコンビです。
二人は団地や住宅地、ビジネス街など16か所を二週間かけて巡回し本を貸出しています。

この移動図書館にやってくる人たちのもたらす色々な謎を二人は互いに助け合い解いていきます。

バスにのせる本は三千冊。
場所柄や年代、季節などを考えて本を選んでいきます。
うまく貸し出されると、司書さんも嬉しいでしょうね。

私の住んでいる所は近くに図書館があるので移動図書餡を見たことがありません。
あるのかしら?
そういえば児童館で区の本が借りられると聞いたことがあります。
結構児童館が多いので、移動図書館の代わりなのかもしれませんね。

心が温かくなる、安心して(笑)読める本です。