ローラ・チャイルズ 『アジアン・ティーは上海の館で』2017/02/17



「お茶と探偵」シリーズも16巻目になります。
出てくるお茶とスウィーツ、開催されるお茶会が楽しみで読んでいます。
この頃、どのコージーミステリを読んでも思うのですが、主人公たちの進んで殺人事件に首を突っ込むと言う習性が、だんだん嫌になってきています。
シリーズの最初は、たまたま殺人事件に巻き込まれて仕方なく事件に関係したのに、シリーズ化してしまうとそうならざるをえないのでしょうけど。

さて、今回の事件は<インディゴ・ティーショップ>のオーナー、セオドシアの恋人でギブズ美術館広報部長のマックスが殺人事件に巻き込まれてしまいます。

ギブズ美術館で上海から移設した茶館のお披露目会が開催されました。
マックスがこのプロジェクトに関わったことからセオドシアも参加するのですが、彼女は彼が設置した写真ボックスで死体を見つけてしまいます。
殺されたのは茶館に多額の寄付金を出した人でした。
この事件の後、マックスは館長から解雇を言い渡されてしまい、セオドシアは恋人の容疑を晴らそうとします。

季節はハローウィン。
というわけで、開催されたお茶会は2つ。
「タイタニックのお茶会」と「ロンドン塔のお茶会」です。
ハローウィンとどう関係があるのと疑問に思った方は、ハローウィンはどういうものか考えてみるといいでしょう。
メニューは涎が出そうです。
「ロンドン塔のお茶会」のを載せておきましょうか。

王冠のスコーン、アン・ブーリン風イチゴのチョコフォンデュ、キャラウェイシード入りのパンにハニーハムとイングリッシュマスタードをはさんだティーサンドイッチとブラウンブレッドにスモークサーモンとクリームサンドをはさんだティーサンドイッチ。
デザートはチャツネ入りクロワッサンとヴィクトリア・スポンジケーキ。
紅茶はレディ・ジェーン・グレイとばら戦争。

いつも思いますが、こういうティーショップがあればなぁ・・・。

セオドシアの愛犬、アール・グレイはいやいやながら仮装してマラソン大会に参加します。
犬って本質的に被り物が嫌いなようですね。

コーヒーをあまり飲まなくなったのですが、コーヒー専門店でカフェオレとクッキーを頂きました。


カップから溢れるぐらいたっぷりと入れてくれました。
ここのカフェオレはミルクがほどよく泡立っており、コーヒーも苦みが少なく、私には飲みやすいのです。

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