三上延 『ビブリア古書堂の事件手帖7~栞子さんと果てない舞台~』2017/03/01



買ってきた桃の花が咲きました・・・しかし、不器用な私は花を枝から落としてしまいました(笑)。
仕方ないので、水に浮かべて撮ってみました。


2歳になるというのに、まだまだお子ちゃまの弟は、去勢をしていなかったのですが、色々と考えしようということになりました。
本当はもっと早くした方がよかったのですが・・・。


ライトノベルの美人の一人は栞子さん。
二人目は櫻子さんと思いますが、他にもいますか?
あまりライトノベルは読まないので、この2人しかしりませんがね(笑)。

太宰治の『晩年』をめぐる事件でけがをした、俺こと五浦大輔ですが、やっと動けるようになり、ビブリア古書堂で働き始めました。
そこへ例の『晩年』を売りに来たのが、舞砂道具店の吉原喜市。
彼はこちらの足元を見て、破格の値段を提示します。
仕方なく承知する栞子。
一緒に置いて行ったのが、『人肉質入裁判』という明治十九年に出版されたシェークスピアの『ヴェニスの商人』の翻訳本でした。
彼の意図をはかりかねて戸惑う二人でしたが・・・。

舞砂道具店とは『晩年』を買えば縁が切れると思っていたら、謎になっていた栞子の祖母がわかります。
彼女の今の夫が本のことを相談したいと書店に現れたのです。
彼の登場で栞子はシェークスピアのファースト・フォリオを巡る計略へと巻き込まれてしまいます。

最後はシェークスピアときましたか。
大学の授業をとりましたが、1回ぐらいしか出ずに適当にレポートを出して単位をもらいました(恥)。もちろん成績は悪いですよ。
もっと勉強しておけばと思います。
そうすれば、この本に載っていることぐらい知っていたとえばれるものね(誰に?)。
若者よ、授業にはちゃんと出ようね。

さて、『ビブリア古書堂の事件手帖』も七巻目で終わりを迎えました。
今後はスピンオフが書かれるようです。

遊びのルール2017/03/02

先日、動物病院に去勢手術の相談に行ってきました。
手術を受けるのは弟犬です。


引越をした後にワクチンを打ちに行って、しばらく行っていない病院です。
受付の5分ぐらい前に着くと2名がいただけで、すぐに診てもらえそうと思ったら、それから1時間ぐらいも待ちました。
診察も初めは看護師さんで、ビデオで手術の様子を見せてくれたのはいいのですが、その後に獣医さんが現れ、聞かれたことは全く同じことでした。
診察後も一時間ぐらい待ってやっと会計です。
もしかすると会計の人が遅いだけ?
(引っ越す前の動物病院では診察が終わるとすぐに会計で、せいぜい一時間弱で終わったけれど・・・)
人間の病院も待つけど、動物も同じように待たなければならないようで、今の場所にいる限り犬たちが病気にならないように面倒をみなければならないなと思いました。

さて、犬たちは今日は家の中でボール遊びです。
弟がいつもボールを取ってしまうので、最初は兄とママで遊びます。


ボールを転がすと、すぐに咥えてハウスに持っていきます。


わざとボールを離して取らそうとします。
手を出すとうなります。


取れるなら取ってみろと言っています。
そろそろ弟の出番です。


ボールを持って投げようとすると、弟が寄ってきて取ろうとします。
弟は待たせて兄にボールを渡します。


弟を呼んでいます。


止めればいいのに、ボールをわざと落とします。
そうすると・・・。


弟が取ってしまいました。
兄は弟にわざとボールを取らせているのですが、弟は咥えると絶対に離そうとはしません。
仕方ないので、ママが弟からボールを取って兄に渡します。


ボールは兄のところに戻りました。
しかし・・・。


兄がボールを離したすきに弟がボールを取って離しません。


兄がボールを離さない弟にあきれています。


「ママ、これでは遊びになりません。こいつどうにかしてください」と兄がこちらを見ています。

兄は競うのが嫌らしく、弟に譲ってしまいます。
ところが弟はおやつでもボールでも兄を押しのけて先に取ろうとします。
ボール遊びも交互にボールを取るといいのですが、弟にはそういう気はないようです。
弟はブリーダーさんの所で兄弟と一緒に遊んでいたはずなのですが・・・?

「ヴェルサイユの宮廷庭師」を観る2017/03/03



私が最初の花を落としてから桃の花が無事咲きました。
桃ってこんなに濃い桃色だったんですね。


無性に映画を見たくなる時期ってありませんか?
私はどうやら春に近づくと見たくなるようです。
映画館に行けばいいのに、重い腰がなかなかあがりません。


「A little chaos」っていいですね。
a little chaosが人生に彩りをそえるんじゃないでしょうか。

ずっと前にヴェルサイユに行ったのに、庭園を見てきませんでした。
もったいない。
ルイ14世が作ったのですね。
演じるのはこの人(⇓)。
合っていないかと思ったのですが、さすが俳優。
ちょっと影のある寂しい王様という感じが出ていました。


時代は1682年。
この時代に女造園家がいたのかどうかは定かではありませんが、サビーヌ・ド・バラ(ケイト・ウィンスレット)は造園家として草や木々に取り巻かれ、土をいじって暮らしていました。
そこへヴェルサイユ宮殿の庭園建設への参加を求める王からの書状が来ます。
責任者ル・ノートルとの面接に行きますが、面接に来ていた男の造園家からは疎んじられ、ル・ノートルとの面接も数分で終了してしまいます。
諦めていたところにル・ノートルが現れ、<舞踏の間>を任されます。
庭園作りは水のないところに滝を作るなど困難を極めました。

サビーヌとル・ノートルはいつしか惹かれ合うこととなります。

その頃、ルイ14世は王妃を亡くし、失意の底にありました。
ある庭で悲嘆にくれている時にサビーヌが現れ、彼を造園家のムッシュ・ド・ラ・カンティニと間違えてしまい、このことが縁になり、ルーブル宮に招かれることとなります。
飾らないサビーヌは女性宮廷貴族たちに受け入れられます。

ところがル・ノートルと契約結婚をし、やりたい放題だった妻はサビーヌとのことに気づき、謀を企てます。

庭は無事に完成できるのでしょうか・・・。

ヴェルサイユのことを描いているのに、イギリス人が映画を作ったのでセリフは英語です。
豪華絢爛たる映像です。
でも私はケイトさんの逞しい胸が気になってしょうがありませんでした(笑)。

互いに結婚生活で失敗をしていて、特にサビーヌは心に深い傷をおっていました。
新しい愛に踏み出すにはまだ傷は癒えていないけど・・・。

内容的には思った通りの終わり方でした。
映像美に浸りたい方にお勧めです。

「セッション」を観る2017/03/04

評判がよいらしい『セッション』を見てみました。
(ネタバレあり)


ジャズドラマーとして一流になりたいニーマンはNYの名門音楽院に入学します。
授業が終わった後、練習している所に鬼教師フレッチャーが現れた次の日に、彼の指導するビッグバンドに二番手のドラマーとして入ることができました。
しかし、それは地獄の始まりでした。

ニーマンの家庭環境をにこやかな顔で聞いておいて、テンポが違うと彼の親のことをぼろ糞に言うフレッチャー。
できないともうこの席はないと脅すフレッチャー。
どんなに努力しても、もっともっとと言うフレッチャー。
鬼軍曹か。


いつしかニーマンはフレッチャーの狂気に毒され、手に血豆ができ、つぶれるまで練習を続けます。
せっかく仲良くなったガールフレンドに一流のドラマーになるためには練習時間が必要で、君とは別れたいとまで言うのです。

一番手のドラマーが楽譜をニーマンにあずけ、その楽譜が紛失してしまいます。
大事な楽譜を自分で管理せず人に預けたことがフレッチャーの逆鱗に触れ、なんとニーマンが一番手となります。
コンテストに出場するためにバスに乗ったニーマンですが、バスがパンクし時間に間に合いそうもありません。
そのためレンタカーを借り急ぐのですが、途中で事故にあい怪我をしてしまいます。
しかし、ニーマンはその体で会場に現れ、スティックを持ちます。
フレッチャーは冷たく、失敗したらお前はお終いだと言い放ちます。

学校を放校になったニーマンのところに弁護士がやってきます。
フレッチャーが事故で亡くなったと言っていた生徒は、うつ病を患い自殺をしており、親がフレッチャーを訴えるので匿名で証言してほしいというのです。

ドラマーになるという夢をあきらめニーマンはコロンビア大学に入りなおします。
町を歩いている時にフレッチャーが演奏しているという看板を見つけ店に入ります。
帰ろうとすると、フレッチャーと目が合ってしまい彼と話をします。
なんとフレッチャーは今度の演奏会のドラマーを探しているので一緒に演奏しないかと誘うのでした。

演奏会の日、久しぶりにドラムと向き合い興奮気味のニーマン。
演奏が始まるという時にフレッチャーが冷たく言います。
裁判の証言をしたのは「お前だろう」と。
そして、彼が観客に告げた曲は、ニーマンに教えた曲ではありませんでした。
ニーマンはなんとかついて行こうとするのですが・・・。

曲が終わり、敗北感でボロボロになったニーマンを抱きかかえる父。
父に言われた言葉でニーマンは奮起し、もう一度舞台へと戻り、フレッチャーを無視して勝手にドラムソロを始めます・・・。

一流になるためには練習が必要なのはわかります。
しかし、生徒をこのように追い詰めて行っていいのでしょうか。
ある程度の厳しさは必要ですが、今の世代は褒めて育てろといいますからね。
これでは音楽嫌いになりますよ。
映画では誰一人として楽しそうに演奏していませんもの。
こんなの音楽ではないですよ。
音楽を好きにさせるのが教師の役割で、その後、一流になるために何が必要かと考え努力するのが生徒だと思います。
フレッチャーは自分が一流になれなかった腹いせを生徒にぶつけているようなものです。
甘い言葉をかけ、その後に罵倒するという彼はマゾか。
嘘の曲を教え、ニーマンが二度とドラムをたたけないように叩きつぶそうとするなんて、彼は絶対に教育者ではないです。

最後に二人は音楽を通して和解したようにも見えますが、フレッチャーですから、終わったらもとの彼に戻ってニーマンを罵倒するんでしょうね。
ニーマンはドラマーになろうがどうしようが、このことが彼の自信になって、今後の人生を彼なりに進んでいけるように思います。



動物病院にヨーキーを連れて来ていた60代男性が「目が大きくてかわいいよ」と奥さんに言っているのに、奥さんに無視されてました。
同じヨーキー仲間だから仲良くなれるというわけではないのですねぇ。
近所のヨーキー連れのおばあさんとは仲良くなれましたがね(笑)。

読んだ漫画2017/03/05



去勢入院に向けて、体調を万全にしようとしています。
一緒に歯を抜いてもらうことにしたのですが、乳歯の数が多く7本以上も抜かなくてはならないといいます。
人間だったら1本でさえ抜く時に大変です。
7本も一遍に抜いて大丈夫なものなのでしょうか?
心配です。



「森の端」というギャングの巣窟のような街で娼婦の母のもとに生まれた一ノ瀬海は、森の中に捨てられていたグランドピアノをおもちゃにして成長してきました。
彼の通う小学校に東京から有名なピアニストの父を持つ雨宮修平が転向してきて、海と仲良くなります。
修平はたまたま聞いた海のピアノに衝撃を受け、彼を自分のライバルとします。

森のピアノの持ち主だったのは海たちの小学校で音楽教師をしている阿字野壮介でした。
彼は元有名ピアニストで、事故に遭い、左手に負傷してしまったためピアニストの道をあきらめた人でした。
阿字野は海のピアノの才能を認め、粗悪な環境から彼を救い、一流のピアニストにすべく手を差し伸べるのでした。

読みだすととまらなくなりました。
ショパンコンクールの場面は圧巻です。
お勧めのまんがです。



漫画家が数寄屋に惚れ込み、東京都内に借金をしながら数寄屋を作り上げるというお話です。
どれぐらいのお値段で建てたのでしょうね。
『続・数寄です』もあります。


これは3巻までしか読んでいません。
経済学者の柳沢教授のきまじめさが笑いを誘います。
山下さんのお父様がこんな感じだったとか。
学問に熱中すると浮世離れしますよね。家族が迷惑でしょうが。


拓植さんが40歳になってから、急に自分は「中年」だと自覚し、正しい(?)中年女子になるための毎日の奮闘を描いた作品です。

別に何歳になっても、何やってもいいんじゃないと思いますがね。
そこを気にせず、これが中年女子のあらまほしき姿ということで、色々とやり始める拓植さんがおもしろいですが。

漫画を読みだすと止まらなくなり、困ります。
キンドルなんで本屋に行かなくても読めるので、ますます困ります。
評判になった漫画はそれなりにおもしろいですね。

『ピアノの森』は『蜜蜂と遠雷』と似てますが、『ピアノの森』の方が絵で表されているので、より迫力があります。


「カプチーノはお熱いうちに」を観る2017/03/06



クリスマスローズが満開(?)になりました。
去年まではポツポツと一種類ずつ咲いていただけなのに、今年は三種類の花が同時に咲きました。
ウメを植えたら枯れ、ボケを植えても枯れたのに、何故かクリスマスローズは元気です。


うれしいことに、七年ぐらいたつシクラメンがまた咲くようです。
そろそろ植え替えをしたりしなければと思いつつ、そのままの鉢です。


我家の犬たちは相変わらずです。
兄はせっせと草を食べ、弟はボールを追いかけています。
(おしっこで庭が臭くなったら嫌なので、おしめをしていますが、兄はおしめをするとしないみたいです)



題名からラブロマンスだとばかり思って見たら、途中から「エー!」と思いました。
ラブロマンスと思わせて女性客を増やそうとしたんでしょうか?
イタリア語の現題は「シートベルトをご着用ください」だそうです。
(ネタばれあり)

カフェで働くエレナは自分でカフェを経営することが夢でした。
雨の日に、アントニオという粗野な男に出会い、二人は激しい口論をします。
後に彼は同じカフェで働く友人のシルヴィアの彼氏だということがわかります。
生まれも育ちも違い、反発しあいながらもいつしか惹かれあう二人。

エレナに友人たちとカフェを経営する機会が訪れます。

結婚してから13年、子どもも2人できました。
エレナのカフェ経営は順調でしたが、浮気者のアントニオとの仲は最悪でした。
そんなある日、伯母と一緒に乳がん検診に行くと、なんと乳がんにかかっており、だいぶ進行していました。
エレナの病気のことを聞き、アントニオは激高し出て行きます。
抗がん剤治療が始まります。

辛くても幸せな過去があれば乗り越えていける・・・かな?
人生何が起こるかわからないから、今を大事にしましょうって感じかな。

題名に騙された感が強く、病室の場面が見るのが辛く、私としては見なくてもよかった映画になってしまいました。
妻の病気のことを聞き、いい夫になるっていうのもありきたりだよねぇ。
こうなる前からちゃんと夫をやっとけよと思いました。

「並河靖之 七宝 明治七宝の誘惑―透明な黒の感性」@東京庭園美術館2017/03/07



空いているかと思ったら、意外と人がいました。
単眼鏡を持っている人が結構いて、小さな模様を見る時には便利だなと思いました。


七宝焼きはブローチとかペンダントのような小さな装身具に使われているものだとばかり思っていました。
明治時代には外貨をかせぐため、花瓶や壺、たばこ入れなど色々な物に使われていたのですね。

並河は元武士で明治になってから中国の泥七宝を基に明治6年頃から七宝製作所を起こしたそうです。

七宝焼きには有線と無線があり、並河は有線で、もう一人の有名な七宝家の濤川は無線です。
無線とは七宝釉の間に金属線の仕切りをつけない技法のことです。
濤川惣助が考案したものだそうです。

並河の七宝の初期はこれが七宝と思うほど、暗い色調のぱっとしないものです。


バックの色が絵を殺しています。欲しいとは思いませんね。

明治14年頃、取引のあったストロン商会から品質が悪く、色彩も鈍く、図柄も七宝に適していないと契約を破棄されます。
気の毒に思ったストロン商会が並河を勉強させるために東京で開かれている内国勧業博覧会に連れ出し、尾張七宝の質の高さを見せたそうです。
奮起した並河は全ての職工に暇を出し、自分と新たに雇った5人で再出発したということです。

この後の七宝はすばらしいです。


バックの色が黒へと変化しています。
黒は色を、特に花の色を鮮やかに描き出す作用があるようです。


こういうブルーもいいですね。


私が一番気に入ったのは、このお皿です。

残念ながら大正12年、七宝の海外輸出量が減少したため(9割が海外需要)、大きな損失を抱える前に工房を閉鎖することにしたようです。
最後の頃にはぼかしが入った遠近感ある絵画のような作品が作られています。


こんなに素敵な作品が残されているのに、それを継ぐものがいなかったということが残念です。

京都に並河康之七宝記念館があるようなので、今度京都を訪れることがあったら行ってみたいと思います。

庭が半分解放されていました。


茶室と池。


七宝作品を見た後に歩いて恵比寿のガーデンプレイスまで行ってきました。
「俺のBakery & Cafe」で食パンを買いたかったからです。
1時過ぎに行ったのに、パンが残っていました。
俺の生食パン(1000円)を買いました。
その後、5分ぐらい待ってカフェに入りました。
ローストビーフのオープンサンドとクロックマダムの黒トリフ風味、飲み物を頼み、二人で半分ずつ分けて食べました。

とっても量が多く、夕飯はいらないほどです。
こってりとしているので、パンが美味しいかどうかは不明。
味は普通でした。
ローストビーフは脂身が多いようです。


カフェから出てからも生食パンと山型の食パンは売っていました。
平日は並ばなくても買えるようです。
焼くとどうなのか、明日食べてみます。

読んだ本の覚書2017/03/08

クリスマスローズが満開などと書いていましたが、もっと咲き出しました。
これからももっと咲くようです。




クリスマスローズは土に植えると根ずくようなので、他の種類を探して植えてみようかとも思います。
花びらの数が多いのが欲しいです。

本を読んだのですが、忘れないように一遍にまとめておきます。

薬丸岳 『その鏡は嘘をつく』
『刑事のまなざし』と『刑事の約束』の間に書かれた長編小説です。
期待して読んだのですが、内容的には今一でした。

西條保彦 『ぬいぐるみ警部の帰還』
ぬいぐるみが事件を解決していくのだとばかり思って読んでいたら、全然違いました。
イケメン警部がぬいぐるみが好きだというだけです。
いつも現場にぬいぐるみがあるのは何故でしょう?

柏井壽 『鴨川食堂おまかせ』
一連の短編。これといった変化はなく、相変わらずの鴨川食堂です。

似鳥航一 『東京バルがゆく』
大手メーカーを辞めて、移動屋台でスペイン風のバルを始めた貝原。
一人で始めたはずなのに、何故かもう一人・・・。
彼を巡る様々な人との出会いを描いた作品。

安東能明 『第Ⅱ捜査官 虹の不在』
元物理教師だった神村五郎が刑事に。
教え子の新米女刑事と一緒に事件に挑みます。

あさのあつこ 『弥勒の月』
あさのさんの書く江戸物がどういうものか読んでみましたが、それほどではなく続きも読もうかどうか考え中です。
シリーズ化しているので、これからおもしろくなるのかしら?

桜木紫乃 『起終点駅 ターミナル』、『水平線』、『誰もいない夜に咲く』
北海道を舞台に、そこに住む人々の悲哀を描いた短編集。

泉ウタマロ『人生逆戻りツアー』
死んで天に行きそこで守護天使に会い自分の人生を振り返ったらどうなるのか。
自分が考えていたことと、他者が考えていたことが違っていたら、そして、自分の魂の求めることを無視していたら・・・。
クロードのようなことがどんな人にでもあるような気がします。

佐藤愛子 『それでもこの世は悪くなかった』
もう93歳になる愛子さんが「悪くなかった」と言っているのなら、信じようかとも思えます。
考え方が違うなと思う所もありましたが、人それぞれなのでいいでしょう。
自分が93歳になってもこれほど元気でいられるかしら?

中野京子 『美術品でたどるマリー・アントワネットの生涯』
「マリー・アントワネット展」に行く前に読んでおくと、より展覧会を楽しめた感じです。残念、読む前に行ってしまいました。

磯淵猛 『紅茶の国 紅茶の旅』
著者は紅茶の輸入をしているようで、毎年紅茶の産地へのツアーを開催しているようです(今もやっているのかは不明)。
中国、スリランカ、スコットランドと旅します。
紅茶は中国からイギリスに渡ったのに、中国ではそれほど飲まれていないことがおもしろいですね。
中華料理と合わないからなのですかね。

河合克敏 『とめはねっ!』12~14
彼らも高校を卒業ということで、名残惜しいですが、終わってしまいました。
おもしろいシリーズでした。

犬養ヒロ 『カラス飼っちゃいました』
怪我をしているカラスを拾ってしまい、飛べないので野生に返せず、自宅で飼うことになってしまいます。
カラスの意外な生態がおもしろいです。

上野うね 『浅草うねうね食べある記』
前に浅草まで歩いて行ける範囲に住んでいたことがあるのですが、知らないお店が沢山出てきて、また浅草まで行って食べ歩きしてみたいと思いました。
今は外国の観光客がワサワサいて、ゆっくりできないんだろうなぁ・・・。

古賀慶 『トレース 科捜研法医研究員の追想 1~2』
科捜研に勤める真野には悲しい過去があり、科捜研に勤めたのにもある理由がありました。
真野がどのように復讐をとげていくのか興味があります。

鴨居まさね 『マルちゃんは猫です』
マルちゃん、かわいい。猫好きはたまんないんだろうなぁ。

島津響子 『漫画家、パーキンソン病になる。』
難病はすぐには確定できないらしく、確定されるまでの苦労がしのばれます。
島津さんは手術を受けられていますが、パーキンソン病の治療に手術療法があることを知りませんでした。
私の元同僚の男性がパーキンソン病で亡くなっています。

この中のお勧めは漫画と桜木さんと泉さんですかね。
まだ読んだものがあったような・・・。

「シング・ストリート」を観る2017/03/09



はじまりのうた」のジョン・カーニー監督が作った青春映画です。

1985年、ダブリン。
父が失業したため、私立から公立の学校に転校したコナーですが、学校は荒れていて、彼は周りから浮きまくり、変な奴に目をつけられていじめられてしまいます。
家はというと母と父が毎日大ゲンカで家庭崩壊の一歩手前状態。
そんな時に、自称モデルの美少女、ラフィーナに一目惚れしちゃいます。
恰好をつけて彼女にバンドをやっているから、僕たちのバンドのMVに出ないかと言ってしまいます。

実際はバンドなんかやっていないコナーは、自称校内コンサルタントのダーレンに楽器ができる子を紹介してもらい、なんとか人数をそろえ、「モデルの謎」という曲を作ります。


題一回目のMVの服装(↑)。
ダサダサです。何を目指しているのか?

コナーはバンドをやり出してからだんだんと見かけが過激になり、化粧したり髪を染めたりと変化していきます。
そんな彼のことを学校長が目の敵にします。
コナーが黒い靴を履くのが校則なのだけれど茶色の靴しかなく、お金の余裕がないので黒い靴を買えないと言ったら、校長は、朝、靴を校長室で脱いでいき、帰りに履いて帰れと言うんですよ。
靴下一枚で校舎内を歩けということです。
そんなこと言うなんて信じられません。
コナーが化粧していった時なんかトイレに引きずり込み、無理やり顔を洗うんですよ。
この校長にはコナー君が後でお返しします(スカッとしました)。

コナーの一番の理解者兼協力者はお兄さんのブレンダンです。


彼は音楽に対する造詣が深く、弟に色々な音楽を紹介していきます。
実は彼、大学を中途退学してから引きこもりなのです。
アイルランドを出ようとしたのですが、母親に見つかり戻され、目標を見いだせぬままブラブラしているのです。
両親が別居することになった時、一番打撃を受けたのが彼でした。
弟に初めて自分の気持ちを吐露する時の彼の辛さが身に染みました。

ラフィーナは彼氏と一緒にイギリスに行きモデルをすると言っていたのに、結局は行けず、ダブリンに戻ってきます。
そんな彼女にコナーはあることを提案します。

閉塞感のある町で若者は息が詰まってしまい、どこに怒りや不満などを吐き出せばいいのかわからないでいます。
そんな中でコナーは自分のやりたいことを見つけ、どうなるかわからない未来へと踏み出していきます。
そんな彼に向ってブレンダンはエールを送ります。

まだ一歩前に進む勇気のない若者に見てもらいたい映画です。

最後の曲の「Go Now」は『はじまりのうた』に出ていたAdam Levineが歌っています。

今月のトリミング2017/03/11

あれから6年。
家が23階から1階になりました。
あまり地下鉄には乗りません。
犬を飼い始めました。
時は過ぎていきますが、何かがかわったようです。

弟犬は来週、去勢します。


耳の大きさが目立ちます。
体はやせっぽちです。


何もなければいいのですが。


兄は食いしん坊です。
この前、弟の餌を兄の横に置いたまま弟のう〇ちを取り、さて、弟に餌をやろうとしたら、見事に無くなっていました。
兄は弟の分まで食べていたのです。
夕食はやらなくてもよかったのですが、かわいそうに思い半量やりました。
次の日の兄のう〇ちは見事でした(笑)。


毛質のせいか、兄はカットしてもボッサボサに見えます。


甘えん坊の顔をしています。