生馬直樹 『夏をなくした少年たち』2017/03/19



朝の4時過ぎからワンワン吠えだすのは何故?
悪い夢を見たのかしら?
いっぱい歩いて疲れているはずなのに。

脂肪分の少ない療法食にしてから目からの目やにが大分減りました。
今までの餌は彼にはよくなかったのですね。
兄は普通の餌(最高食なんて書いてあるけど・・・)と療法食を半々にして食べさせていますが、彼の目やにも減りました。
しばらく続けて食べさせますが、血液検査の方がどうなるか心配です。



2016年第3回新潮ミステリー大賞受賞作。

新潟の田舎町に住む小学校六年生の悪がき四人組。
僕たちは小学校最後の夏の思い出を作ろうとしていた。
花火大会の日、僕たちは取り返しのつかないことをしてしまった。

あれから22年が経ち、刑事になった拓海は、変わり果てた、あの時の友人と遭遇する。
拓海は22年前に置いてきた過去と向き合い、決着をつけるために故郷へ・・・。

誰が何をしたのか結末が簡単に推測できるのでミステリとしては物足りないのですが、別の意味でいい本です。
少年時代のある一時の輝きとそれが消えてしまう悲しさ。
子ども時代―それも後悔のある―を過ごしたことのある人なら誰でも胸が痛むことでしょう。
日本版「Stand by me」だと書いていた人もいます。
どの子どもも真っ直ぐに育って欲しいのですが、色々とありますからねぇ・・・。
せつなくなります。