鳴海章 『鎮魂 浅草機動捜査隊』2017/03/31

犬たちは相変わらずの行動をとっています。
弟はボール、兄は草。何が楽しいのか、人間にはわかりません。


ミックス犬の兄は2歳になる前に持って来いを卒業したのですが、ヨーキーは未だに止めません。
ネズミ取りの本能でしょうか?


やっと年越しのシクラメンが咲き始めました。


クリスマスローズもまっさかり。





機動捜査隊日本堤分駐所の刑事、辰見悟朗はあと1日で退職となりました。
退職後の暮らしは全く決まっていません。
淡々と自分の仕事をこなしていく辰見です。

もってる刑事、小町が通報によりアパートへ駆けつけると、部屋には死んだ子供とその母親らしき若い女性が倒れていました。
そのアパートいは女性しか入居できないはずなのに、その女性は男性と二人の子どもと暮らしていたようです。
もう一人の子は一体どこへ行ったのでしょうか。

機動捜査隊は事件が起こると最初に現場に駆けつけ、初動捜査をおこない、長期化する時は捜査を担当課に引き継ぎます。

小町は昔、保母をしていました。
その時に幼児の誘拐殺人事件にあい、刑事を志したのです。
自分はその子を救えたのではないかと、小町は自分を責め続けていました。
過去と向き合うため、小町は居なくなった子を探し始めます。

小町と辰見。
この二人の仲は辰見が退職したからといって終わりにはならないような気がします。
同じような孤独の匂いを持つ二人ですから。