貫井徳郎 『慟哭』 ― 2017/04/05
赤いハートを持ってきては齧る犬。
落ち着かない性格で、いつも動き回っています。
同じヨーキーでも性格が違うようで、前にも見たことのある知らないおじさんのヨーキーは、私がコンビニに行って帰ってくるまで、道端にずーと気持ちよさそうに横たわっていました。
貫井さんの本の二冊目。
貫井さんのデビュー作だそうです。
前の『愚行録』に比べると、それほど気持ち悪くない話でしたけど、それだけです。
連続して幼女誘拐事件が起こり、手詰まりになった捜査状況と交互に宗教にのめり込む男の姿が描かれています。
内容を知らずに読んでいたので、どうこれが繋がるのかと思いながら読みつつ、愚行録と同じような展開かと思ったら、最後の意外な犯人でびっくりしました。
ついでに幼児を誘拐しようとした犯人に声をかけた人を別の人と間違えていました。
思い込みとは恐ろしいものですね。
おかしいと思い、見返してわかりました。
ネタバレになるので書きませんが、ミステリとして読むとどうも納得のいかないことが多い作品です。
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