梶よう子 『柿のへた 御薬園同心水上草介』2017/06/16



水上草介は小石川御薬園で御薬園同心を勤める、昼行燈みたいな人です。
ひょろひょろとした姿なので、「水草」と綽名をつけられています。
しかし、草花の知識は相当なもので、薬園では薬草の栽培、生薬の精製をしています。
彼の知識に感心した人たちに援助するから医師の勉強に長崎へ行かないかと言われていますが、本人は草花と接していればいたって幸せなのです。
現代の草食男子ですね。
彼と対照的なのが、御薬園の西半分を管理する芥川家の娘、千歳です。
彼女は剣術道場に通うというお転婆娘で、何か事が起こるとよく考えずにつっぱしります。
草介が千歳がやり過ぎないように見守っているのですが、千歳は草介のおっとりした姿が歯がゆいようです。
破れ鍋に綴蓋という関係ですかね。

この二人の関係の変化とどう草介が御薬園に隣接する養成所を訪れる人々や町の人々の悩みを解決していくのかが楽しみなシリーズです。



暑いからか、寝場所が色々と変化する兄犬です。
ママに見つけてもらいたくて、寝場所を変えているのかしら?

ママに起こされるのか嫌で見つからないようにしているというのが実態のような気がしますが・・・。

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