ローラ・チャイルズ 『とろとろチーズ工房の目撃者』 ― 2017/06/17
<卵料理のカフェ>シリーズの五作目。
カフェ、「カックルベリー・クラブ」の経営者であるスザンヌは医者のサムと婚約し、幸せいっぱいの毎日。
ある日、店でだしているチーズを購入しにマイクの農場を訪れると、何者かに刺殺されたマイクがチーズ工房に…。
サムから事件に首をつっこまないようにと言われながらも、いつもの癖がでてしまい、事件を調べ始めてしまうスザンヌ。
だって、私が死体を見つけたんだもの(スザンヌの心の声)。
恋人のサムもあきらめ気味。
朝食を出すだけのカフェだと思ったら、この頃、色々なことに手を広げています。
まず、お茶会。
アレ、なんか別な本(「お茶と探偵」シリーズ)で似たことをやっていましたね。
同じ作家だからかぶっても問題ないのですね。
「編み物好きのお茶会」
お茶はピーチフレーバーか烏龍茶とラブサン・スーチョン
①ヤギのチーズのスプレッドを塗ったクロスティーニを添えたカボチャのスープ
②アップル・シナモン・スコーンのクロテッド・クリーム添え
③さまざまなティーサンドイッチをのせた三段のティートレイ(シナモンブレッドにはチキンサラダ、ライ麦パンにはハムのスプレッド、ポテトパンにはローストビールとチェダーチーズ)
④デザート(ハニーカスタードを詰めた小さなタルト)
田舎のカフェでこんな洗練されたお茶会を催すなんて、すごいですね。
参加したいわ(涎)
お値段は15~20ドルぐらいかしら?
ついでにハロウィーンのメニューはというと、こういう感じです。
魅惑の卵スープ。
魔女のチキンサラダ・サンドイッチ。
黒魔術風チーズ・フォンデュ添えのオムレツ
デビルドエッグに骨の形のフィンガービスケット
私が食べるとしたら、デビルドエッグかしら?
スザンヌの何がいいのかわかりませんが(私なら嫌ですわ、殺人事件好きの彼女なんて)、サムは彼女のために貯めていた結婚式の資金を別なことに使ってくれます。
別に盛大なパーティなんかしなくても、結婚式は役所ですませ、パーティは「カックルベリー・カフェ」でやれば問題なさそうですからいいのですがね。
田舎っぽいところが魅力だった「カックルベリー・カフェ」なのですが、だんだんと都会のカフェっぽくなってきました。
残念。
次回ははスザンヌのサムの結婚式の話題かしら?
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