ヨハン・テオリン 『黄昏に眠る秋』 ― 2017/06/28
梅雨のせいか、気分が落ち込むこの頃です。
二匹は変わらず元気です。
おやつを見せると、二匹が並んでくれました。
弟の顔が大きく見えますが、毛のせいで、顔は兄よりも小さいかもしれません。
スウェーデン・ミステリです。
北欧というと、海が近いからか、暗い雰囲気のミステリが多いですね。
そう、北海道の雰囲気に近いような感じです。
ユリアの息子は行方不明になってから、未だ見つかっていません。
それから二十年以上も経つというのに、ユリアは息子のことが忘れられず、その日に彼の傍にいなかったという自責の念に苦しめられています。
そんなある日、元船長の父親、イェルロフから息子が行方不明になった時に履いていたサンダルが送られてきたという報せが届きます。
ユリアは久しぶりに父親を訪ねることにします。
イェルロフはサンダルを受け取ったことをきっかけに、長年の悲しみを終わりにしようと決心し、老体に鞭打って真実を求めて行動します。
ミステリではありますが、描かれている荒涼とした海の風景と人の心情に想いを馳せると、しみじみとした風情を感じます。
エーランド島シリーズとして後、三冊あるそうです。
始めはとっつきにくいのですが、エーランド島の雰囲気になれてくるとおもしろくなってくる本です。
二作目もそのうち読んでみようと思います。
ケーニッヒのホットドッグ。ソーセージはチョリソーで。
テイクアウトだったら600円ですが、中で食べると900円でハムと野菜がつきます。
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