西條奈加 『まるまるの毬』2017/08/10

期待していた某病院から電話がきました。
一般病棟には認知症では入れないそうです。
残念です。

一方、近くのホスピスで緩和ケア外来の診察ができることになりました。
この診察の結果を元に、入棟を判断するのだそうです。
認知症だと拒否される可能性があるのかしら・・・。
来週は大学病院から紹介された病院を含め3軒の病院へ、家族で手分けして行きます。


毬は「まり」ではなく「いが」と読みます。

元武士の治兵衛は、抜群の記憶力を持つ娘、お永と孫のお君と三人で、菓子舗「南星屋」を営んでいました。
「南星屋」では治兵衛が若い頃に全国を巡って覚えた銘菓を日替わりで作り、手ごろな値段で売っていました。

ある日、作ったお菓子が門外不出のカステーラと同じものだと平戸藩に疑われ、大変なことになりますが、治兵衛の機転で罪を逃れられます。

実は治兵衛には人には言えない出生の秘密がありました。
この秘密が後にお君につらい思いをさせることになります。

どんなにまっとうに暮らしていても、それをやっかむ輩がいて、人を貶めようとするなんて嫌な世の中ですねぇ。
でも、幸せか不幸せかは心の持ちよう。
どんな状態にいようが、そこに幸福を見つけられれば、その人は幸せなのです。

心がほんわかするお話です。