「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」@東京都美術館 ― 2017/11/14
紅葉まっさかりの上野公園へ行くと、「TOKYO数寄フェス2017」というものをやっているらしく、噴水のところにこんな建物が立っていました。
色々なプログラムがあって、楽しそうです。
19日までです。
久しぶりの美術展です。
絵は1888年から1890年の物が大部分です。
1888年といえば、ゴッホがアルルへやってきた年。
あのゴーギャンとの2ヶ月があった年です。
今まで見たことのない絵ばかりでしたが、私の好きなゴッホの風景画や花、植物の絵があったので、私にとってはいい展覧会でした。
まず、自画像はこの「画家としての自画像」(1888年)です。
たくさん自画像を描いていますが、キャンパスと絵具や筆を持っているのはこの絵だけのようです(他にあったら教えてください)。
意外に思った絵はこれです。
ゴッホというと、黄色というほどなのですが、赤はあまり印象にありませんでした。
この「ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋」(1888年)は赤が効果的に使われています。
ゴッホの描いた海の絵。「サント=マリーの海」(1888年)
波のうねる様子がよく描かれています。
日本の浮世絵の人物画を参考にして描いたらしい肖像画「アルルの女(ジヌー婦人)」(1890年)。
温厚で読書好きな人柄が描かれていますね。
花の絵も素敵です。
「夾竹桃と本のある静物」(1888年)。
今回結構気に入ったのが、何の変哲もない木の幹を描いたものです。
「下草とキヅタのある木の幹」(1889年)
この絵も何やら想像させられる絵です。
「ポプラ林の中の二人」(1890年)
この二人の関係は?
何を話ているのかしら?
日本に夢を馳せていたゴッホですが、その夢はかなわぬものだったのでしょうか。
美術館にあったレストラン「アイボリー」がなくなり、精養軒が引き継いだようです。
プリフィックス・メニューを頼んでみました。
前菜の盛り合わせ。
メインは牡蠣。これにコーヒー。
デザートは食べたかったのですが、我慢しました。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2017/11/14/8727578/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。