中嶋博行 『ホカベン ボクたちの正義』2017/11/23



この本の原作は漫画なのですね。知りませんでした。
ドラマにもなっているとか。
主演・上戸彩ってどういうこと?

『ホカベン』というとほっかほっかの弁当と思ってしまいますよね。(私だけ?)
これはほかほかの弁護士=新米弁護士のことです。

司法試験に受かり、やっと大手の弁護士相談所に入って意欲に燃えている堂本孝が配属されたのは、「プロボノ・セクション(公益部門)」。
「すべてはマネーのために」という価値観が支配している弁護士相談所の中で、唯一国選弁護や法律扶助というのを扱う部門なのです。
「プロボノ」とは「プロフェッショナル・ボランティア」の略なのだそうです。
そんな部門に配属になった堂本は同期たちには小馬鹿にされます。

堂本が始めて関わったのは、離婚相談でした。
5歳の娘を連れた母親・橋本雅子の相談を受けているうちに、彼女は何も言わないけれど、夫にDVを受けているのではと疑いを持つ堂本でした。
しかし、居場所を突き止められ、娘を連れていかれ、仕方なく雅子は夫の元に戻ります。
そして、悲劇が起こります。

ここまで書くと、よくある話ですが、ちょっとしたどんでん返しがあります。
真実は一体どこにあるのか。
人って自分や仲間に不利になるようなことって隠そうとするから、真実はなかなかわかりませんよね。
そこをどう突き止めていくのかが、警察や検察たちの腕の見せ所なのでしょうね。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2017/11/23/8732992/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。