ビル・ビバリー 『東の果て、夜へ』2018/01/23

夫はホテルに泊まり、家は犬とママしかいませんでした。
朝、道はすべりそうなので、外出禁止令が出ており、仕方ないので犬たちを一匹ずつ庭に出しました。
しかし・・・。


「ママさん、冷たい、冷たすぎる。僕は冷たくて動けません」 by 兄犬。

雪の中に脚が埋まり、動けない?、動こうとしない?兄犬。


「ママ、昨日もボク動けませんでしたよね。それなのになんでまたこんなことするの・・・。ボク、泣いちゃう」 by 弟犬。

こちらもダメでした。
雪国に育っていないので、どう動いたらいのかわからないようです。
北海道に養子に出そうかと思っていましたが、冬は外に出られないようなので、諦めますわ。



書評でよさそうな本だったので読んでみました。

ロサンジェルスで麻薬の密売所の見張り役のリーダーをやっていた十五歳のイーストは、警察のガサ入れを仲間にうまく知らせることができず、仕事を失います。
その見返りとして組織のボスから言い渡されたのは、三千キロ離れたウィスコンシンにいる黒人判事を殺すことでした。
飛行機では足がつくので、三人の仲間と車でウィスコンシンまで行くことになります。

ロスから出たことがなかった彼らが初めて見るロス以外の街。
やがて仲間割れが起こり・・・。

イーストはどのような人生を歩んでいくのか。
最後まで救いの見えない小説でした。
それがアメリカの底辺に生きることなのかもしれませんね。