中村七里 『贖罪の奏鳴曲』2018/02/16



実は私、中山七里さんを女と思っていましたが、中年の男性の写真が出てきてびっくりしました。
『さよならドビュッシー』シリーズを読んでいたので、このシリーズも題名から音楽に関するものかと思っていたら、違いました。

弁護士・御子柴礼司は過去におぞましい少年犯罪を起こしていたが、医療少年院でのいい出会いから一念発起して弁護士資格を取り、実刑必至の犯罪者から執行猶予を勝ち取る敏腕弁護士となっていた。

ある日、雑誌記者の水死体が見つかる。
捜査線上に浮かんだのが弁護士の御子柴だった。
しかし、彼には鉄壁のアリバイがあった。

その頃、御子柴は保険金目当てで夫を殺害したとして、1審、2審で無期懲役の判決を言い渡されていた主婦の裁判に関わっていた。
彼女には重度の障害を持つ息子がいた。
御子柴は最高裁から彼女の弁護を買ってでたのだ。

保険金殺人の真相は?
御子柴と雑誌記者との関係は?

この本の中に御子柴と音楽との接点があります。
それはどこかは読んでのお楽しみ。

次を早く読みたくなる作品です。

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