麻見和史 『警視庁文書捜査官』2018/04/06



心理学にも色々あって、この本で使われるのは文章心理学です。
どんな感じかと思って期待して読みました。
相棒は警察物が好きなのですが、これは勧められませんわ。

所轄の刑事課から警視庁捜査一課に異動した矢代は文書解読班に配属されます。
上司が自分より年下だけど階級が上という鳴海理沙警部補で、こんなところに何故自分が配属されたのかとがっかりしていました。
そんな時、右手首のない遺体が発見され、「捜査一課文書解読班」が出動しました。
現場にはアルファベットカードが数枚、そして、レシート裏のメモが残されていました。
鳴海は被害者宅にあった文章から次の殺人現場を突き止めます。
そこには遺体と共に、またもやアルファベットカード、そして、手書きの地図がありました。
アルファベットは一体何を表しているのか?

美人で甘いもの好き、過去にいじめられた経験から女性が苦手で、女性相手の聞き込みは支離滅裂、文字フェチで文章があると熱中し過ぎて周りが見えなくなるという理沙と彼女に振り回される矢代。
いいコンビですが、内容にひねりがないというか、浅いというか・・・。
何かが足りない感じです。
次作に期待しましょう。

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