読んだ漫画シリーズ2018/04/08

いい歳をして漫画を読むと言われそうですが、そう簡単には止められません。
90歳(ぐらいまで生きれたら)になっても読んでるでしょう(笑)。
今回はちょっと変わった、中年女性が主人公の漫画がおすすめです。


入江喜和 『たそがれたかこ 1~10』
45歳、バツイチの片岡たかこは昔から人づきあいが苦手で、高校時代は不登校、そして拒食症を経て、現在は社員食堂でパートの調理人をして、アパート経営をしている母親と一緒に暮らしている。
母はちょっとボケてきた様子。彼女は何事にも過干渉で、一人では何もできない人。
そんな生活に諦めにも似た気持ちで流されてきた。
しかし、真夜中に変なおじさん(美馬修平)と話したことをきっかけに、ラジオで谷在家光一の歌を聞いてから彼女の生活は劇的に変わっていく。

そんなある日、夫側にいた娘の一花がやってくる。
彼女はかつてのたかこと同じように不登校で拒食症になっているようだった。

美馬というおじさん(おじいさんか)がいいですね。
なんでもやっちゃって、「それでいいのだ」と言ってりゃいいというのは、心が軽くなります。
そうです。もう十分年を取っているんだから、恥なんて気にしないで、好きなことやっちゃった方が勝ちです。
誰も気にしませんよ。
楽しく年を取ろうと思えた漫画です。

日向なつお 『ありをりはべり 1~8』&『いまそかり 1~2』
高校生になった立花棗はひょんなことから「地歴部」に入ることになります。
実は彼女は神様の姿が見える女の子だったのです。
そんな彼女と部員たちの騒動がおもしろいお話です。

『いまそかり』は高校を卒業した棗たちのその後を描いた作品です。

小玉ユキ 『坂道のアポロン1~10』
1966年、横須賀から長崎の高校へ転入した薫は同級生から恐れられている川渕千太郎と友達になり、ジャズに目覚めていく。
千太郎にも自分にも複雑な家族関係があり、好きな子に告白するも撃沈。

千太郎のその後があっさり描かれていて、ちょっと残念でした。
映画になったようですが、どうなんでしょうね。
ポスターの感じは、私のイメージとちょっと違うなという感じですけど。

麻生みこと 『小路花唄 1~2』
『路地恋花』の続き。
今回のヒロインはオーダーメイドの靴を作る西山椿。
京都の片隅にある小さな長屋で起こる仕事や恋を描いた作品です。

たらさわみち 『しっぽ街のコオ先生 2』
コオ先生にライバル登場か。
どんな動物にも誠実に仕事をしていけば飼い主はわかってくれる。
ホント、コオ先生みたいな獣医さんがいたら行くのに。
家の獣医さんはボケてきたみたいで怖いです。


別のシクラメンも咲きました。


「ボク、かわいいでしょ」と言いたそうな弟犬。
君は相変わらずワンワンと五月蠅いわよ。