堂場瞬一 『相剋 警視庁失踪課・高城賢吾』2018/04/16



やっと満開になったシクラメン。
昨年は五鉢あったのに、今年は三鉢に減ってしまいました。


結構読みやすいので、ドンドン読めてしまいます。

捜査一課から依頼が。
通り魔事件を目撃したらしい男性が行方不明になったので、探して欲しいとのこと。
高城が筋違いだと断ろうとしたところ、上司の阿比留は恩を売っておくのもいいと引き受けてしまいます。
同じ時、春休み中の男子中学生が同級生の女子中学生が失踪したと言ってきます。
友人たちは家出をするような子ではないと言うのですが、家族は家出を繰り返していたと言います。
証言の違いに不信感を抱いた高城は非公開で少女の行方を捜査することにします。

長年のブランクを経て、高城は刑事の勘を取り戻しつつあるようです。
失踪課の同僚で使えるのは3人だけ。
27歳の明神は捜査一課に異動するはずが、若い刑事の自殺のとばっちりを受け、失踪課に異動。
やるせない思いのせいか、性格なのか、勝ち気で口が悪く、高城によく当たりますが、刑事としての資質は持っています。
ベテランの法月は、刑事として一流なのですが、心臓が悪く、閑職ということで失踪課に。
もう一人は元プロ野球選手で4人の子持ち、刑事として使えるのですが、手加減を知らないことがたまに傷という醍醐。
この3人と、いつもおどおどしていて使えないけど射撃の腕だけは一流という森田と父親が高官というお嬢さんで定時になると帰宅し、周りになんで警察官になったのかと不思議がられている六条の5人が失踪課の同僚です。
この他に庶務担当で、課長の阿比留と同年齢できさくに話のできる小杉がいます。

公務員だから仕事の出来ないヤツでもいられるというのはねぇ。
そういえば、警察官になる人が減ってきているそうですね。
誰でもなれる仕事ではないですものねぇ。



犬のボールに対する情熱があれば、人はなんでもできそうです。


「ママさん、ゴチャゴチャ言っていないで遊んでください」

アラ、怒られちゃいました(笑)。