柴田よしき 『風のベーコンサンド 高原カフェ日誌』2018/05/07



東京の出版社を辞め、百合が原高原にカフェを開業した菜穂。
初めは高原にやってきた理由を隠していましたが、夫が現れ、周りにわかってしまいます。
モラハラ夫から逃れ、百合が原高原にやってきたのでした。
カフェでは「ひよこ牧場」のバターやベーコン、ソーセージや「あおぞらベーカリー」の天然酵母のパン、そして地元で採れた有機野菜を使い、美味しいカフェご飯を出しています。
夫のせいで壊れかけていた心も、高原の空気と地元の人々の優しさに触れ、癒えていきます。

ほんわかした話だと思って読んでいたら、モラハラ夫が出てきてびっくり。
高原もそんなに平和ではなかったし・・・。
それでも嫌な終わり方ではなかったので、よかったです。

食べ物の出てくる話って好きです。
美味しい食べ物のことを考えるだけで脳が満たされます。
夕食を食べたのに、また美味しいものが食べたくなりました(笑)。