今野敏 『ST 警視庁科学特捜班』2018/05/24



警視庁のキャリアである百合根友久は、多様化する現代犯罪に対応するため新設された警視庁科学捜査班、STの監督役を任されます。
STは一芸に秀でた優秀な人材がそろっていますが、組織からのはみ出し者ぞろいで、百合根には理解不可能な人たちばかりです。

では、STの5人を紹介しましょう。

①赤城左門:法医学担当。女性恐怖症だが男の色気を感じさせる。本人は一匹狼だと言っているが、何故か周りから頼りにされるSTのリーダー的存在。
②青山翔:文書鑑定担当。秩序恐怖症。物凄いイケメン。興味のないことには無関心で捜査にも消極的だが、一旦興味を持つとなかなか有意義なことを言い始める。
③黒崎勇治:第一化学担当。先端恐怖症。優れた臭覚を持っている。無口だが、武道・武術に秀でている。
④山吹才蔵:第二科学担当。僧侶なので、事件現場で経をあげる。STの中で一番良識人。
⑤結城翠:物理学担当。閉所恐怖症。絶対音感と人並み外れた聴覚の持ち主で、かなり離れた所の話まで聴き取ることができる。露出度の高い服をいつも着ている。

百合根+5人の面倒をみるのが捜査一課の菊川吾郎刑事。
そもそも捜査の根本からして知らないSTたちをサポートをします。
最初はSTを胡散臭い目で見ていますが、これからどう変わるのか。

STの初めての事件は、日本で働く中国人女性の殺人事件。
STたちが期待したほど活躍してません。
徐々にですかね。
シリーズになっているようなので、気が向いたら読み続けますわ(笑)。