西條奈加 『秋葉原先留交番ゆうれい付き』2018/05/25



イケメンだけど、おバカな警官・向谷は女にだけはもてて、下半身がゆるいため、また謹慎処分を受けました。
いつものように秋葉原にいる先輩警官・権田の駐在所にころがりこみましたが、今回、一緒に連れてきたのが、「足子さん」。
「足子さん」は美脚の「足だけの幽霊」です。
どうも彼女は誰かに殺されたようで、実は向谷は幽霊を見ることができるのです。
先輩警官の権田はオタクでメガネトドのような風貌ですが、あの東大を卒業したというだけあり、頭が切れる奴です。
彼はその頭を利用して、オタクの街・秋葉原にずっと居座ろうともくろんでいます。
この凸凹コンビが、「足子さん」の死の真相を探っていきます。

西條さんの本は歴史物ばかりかと思っていましたが、現代物も書くのですね。
なかなか楽しいコミカルな話です。
「足子さん」は最後まで成仏できないので、続篇があるのかな?