中村颯希 『神様の定食屋 1~2』2018/06/08



『神様の定食屋』
IT企業に勤めていた高坂哲史は、両親がバス事故で突然に亡くなったため、彼らの営んでいた定食屋を妹と共に継ぐことにし、一年間休職することにしました。
妹は定食屋を手伝っていたのですが、哲史は料理が初めてで、まったくできず、妹に怒られてばっかりです。
言い合いをして、店を飛び出し、ふと立ち寄った神社で愚痴っていると、なんと神様が話しかけてきました。
身体にこの世に未練のある魂を憑依させ、魂が望む相手に料理を振る舞う代わりとして、体感して料理を教わることができるというのです。

一体どんな魂が哲史の身体を乗っ取るのでしょうか。

『神様の定食屋 2』
神様のおかげで料理が上達した哲史ですが、料理が上達したこの頃、神様が現れてくれません。
返事がないとわかってはいても、神様に話しかける哲史。
今日もダメだろうと思っていたら、未練を残している魂の間で哲史のことが話題になっており、彼の身体を借りて、未練を解消したいという魂が現れました。
仕方なく身体を魂に貸しますが・・・。

神様、ちょっと軽すぎです。
唐揚げ、豚汁、チキン南蛮など普通の食べ物がすごく美味しそうです。
人生の楽しみのひとつは食ですよね。
食に興味ない人ってめったにいないですよね。
そういうわけで、食を扱った本って人気があるんでしょうね。
それなりにおもしろく読めた本です。