久坂部羊 『祝葬』2018/06/18



医者が多い家系なのに短命という土岐一族。
本当に土岐家は短命の家系なのか。
土岐家の医師たちがどのように亡くなったのかが、次々と書かれていきます。

本を読み終わって、つくづく思います。
人間ドックを受けても被爆して癌が発生する可能性があるし、長生きしてもそんなにいいことがないみたいだし・・・。
ほどほどがいいのはわかっていても、死ぬのは怖いし・・・。

昨年の12月に亡くなった母は、たとえ歩けなくなって寝たきりになっても生きたいと言っていました。
私なんかはそんなになる前に死にたいと思うんだけど。
どっちがいいのか答えはありませんがね。
久坂部さんの本を読むと、なんでもほどほどがいいと思います。
我が家の母親たちのように、病で長く苦しまないで逝くのがいいのですが、それは選べませんからね。

今からどう死ぬのかを考えるより、どう悔いのない生き方をしていくのかを考える方がいいような気がしてきました。
死に方は選べないけれど、生き方は選べますから。
さて、こころの喜ぶことは何かしら。



そんなわけで、というわけではないのですが、そろそろ鰻の季節です。
近所には2つ鰻屋があります。
一番近いお店に行くと、売り切れでした。
仕方なく、もう一軒のお店で鰻を食べました。
ここは丼物が塩辛かったなぁ…心配。
食べると、鰻のタレはそれほど塩辛くなかったので、よかったです(笑)。