伊吹有喜 『ミッドナイト・バス』2018/08/10



東京の不動産会社を辞め、故郷に戻り、高速バスの運転手になった高宮利一。
妻の美雪は母と上手く行かず、家を出て行きました。
今は元上司の娘で東京で料理店を営む志穂と交際しています。

子どももそろそろ自立し、今後は自由の身というわけで、志穂との交際を一歩進めようとした時に、東京で就職していた息子の怜司が帰ってきます。
娘の彩奈は結婚したいと言っているのですが、はっきりしません。
新潟市内でルームシェアをしながらブティックで働きながら副業としてなにやら友人とアイドルユニットを結成し、ウエッブコンテンツやらグッズやらを作っているようです。
そんな頃、離婚して16年、別れた妻の美雪が利一の運転する夜行高速バスに乗ってきました。
美雪の父親が入院しているため、その介護に来ているというのです。

別々になっていた家族。
その家族がまた再会し、そして、それぞれの道を歩もうとしています。
上手く行くときも行かない時も、側にいて見守ってくれるのが家族でしょうか。
40代後半になってもブレブレの利一ですが、誰でもそんなもんですよね。
いくつになってもね。

映画化されていて、利一が原田泰三。
彼って何歳だっけ?
う~ん・・・。