堂場瞬一 『影の守護者―警視庁犯罪被害者支援課5』2018/09/01



北多摩団地交番で警察官が射殺された。
被害者は定年間近な益田警部補。
被害者遺族のケアのために村野たち支援課員も現地に向かった。
益田の息子・智樹は捜査一課の刑事で、捜査に参加したいと主張する。
しかし、事件の身内は捜査に参加できないことになっている。
支援課の村野は、何をするかわからない智樹の世話を担当することになる。
捜査が進み、益田を撃った銃が五年前の交番襲撃事件で奪われたものだと判明する。
五年前の事件と今回の事件はどう繋がるのか。

被害者家族が警官だとお世話が大変です。特に刑事は。
事故で膝を痛めている村野は若い智樹と一緒に行動することになり、大分お疲れのようです。
被害者支援といっても、被害者家族は様々。
これが正解というものがないから、その場に応じて対処しなければならないところが、被害者支援の難しい所です。
今回は相手が刑事だったせいか、村野が事件解決に関わってしまいます。
捜査一課にもどりたくなったかもしれませんね。
アナザーフェイスと同じように支援課もそろそろ終わりに近づいたのかもしれません。
どう終わるのかしら?