髙田郁 『花だより みをつくし料理帖 特別巻』2018/09/20



懐かしいみをつくし料理帖の特別編です。
大阪に行ってしまった澪と野江、江戸に残されたつる家の人々、そして、澪の思い人だった小野寺数馬のその後が書かれています。

つる家の店主、種市は澪に会いに行こうとしますが、笑っちゃいけない、腰痛が・・・。
数馬は澪を諦め、別の女性と結婚したのですが、その女性が面白い人で、結構お似合いのいい夫婦になっています。
野江は生家の再建を成し遂げたのですが、大阪の「女名前禁止」という掟の三年の猶予が終わり、男の店主を決めなければならなくなっていました。
医師の源斉と結婚した澪には相変わらず試練が・・・でも、いいこともあります。

続きを期待していなかったので、また澪たちに会えてうれしかったです。
できれば『出世花』の続きも読みたいですが。