今村昌弘 『屍人荘の殺人』2018/11/04

またまた苦手な小説を読んでしまいました。


鮎川哲也賞と本屋大賞ノミネートなので、たいそうおもしろいのだろうと思って読んでみたら・・・。
なんで○○○がでてくるの?
ホラーか!
一応、密室殺人物なんだろうけど・・・。

大学に入り、ミステリ研究会に入ろうと思っていた葉村譲は、明智恭介に誘われ、彼の助手となり、ミステリ愛好会に入ることとなります。
明智はアルバイトとして探偵事務所でアルバイトをしたり、身の回りで起こる事件を探しては無理やり(?)入り込むことをしていました。
夏休みの八月、彼は映画研究会の合宿に同行しようとします。
断られても頓着せず、しつこく交渉するのが明智のキャラで、葉村はいつも呆れています。
今度もダメだと思っていた矢先に、剣崎比留子という女性から明智と葉村に映画研究会の合宿に一緒に行って欲しいとの依頼が・・・。

合宿に行ってみると、女の子はみな美人ばかりで、関係のなさそうなOBがやってきて・・・合宿とは名ばかり。
関係ないのに合宿にやってきた身としては彼らのペースに付き合うしかないと、バーベキューや肝試しをやっていると、やってきたのが・・・。

これ以上書くのネタばらしになるので書きませんが、疑問があります。
何故、剣崎はテロ組織のことを調べていたのか。
残念なのがこの本の主人公になると思っていた明智がすぐにいなくなってしまうことです。
そして・・・。
色々と書くと、これまたネタばらしになるので止めますわ。

○○○が出てくることが納得できれば、それなりにおもしろい本でした。
シリーズになったら一冊は続けてよむかも。