レイフ・GW・ペーション 『許されざる者』2018/11/15



国際犯罪捜査局の元長官ラーシュ・マッティン・ヨハンソンはホットドッグを買った後に脳梗塞で倒れ、右半身に麻痺が残りました。
入院していた時に主治医が彼に相談を持ちかけます。
牧師だった父親が、25年前、9歳の少女が強姦され、殺害された事件の犯人について、女性が懺悔するのを聞いたが、守秘義務のため明らかにできず、悔いを残して死んだ。
その事件は新しい法の執行前に時効になってしまったが、もう一度調べ直して犯人を教えて欲しいと言うのです。
興味を持ったラーシュはリハビリに通いながらも、相棒だった元刑事と共に事件を再度調べることにします。

すぐに眠くなっちゃうところはご愛嬌ですが、元凄腕長官が事件を調べると、なんとすぐに犯人がわかってしまいます。
一体当時の刑事たちは何をしていたのか。無能な奴らめ。
若い奥さんの願いも空しく、心臓が悪いので食べ物に注意し、運動するようにと言われていたにもかかわらず、ラーシュは不摂生を改めることなく、好き勝手に行動し、人をこき使います。
憎めないのは何故かしら?
最後が・・・書かないけれど、残念でした。

『悪しき狼』と同様、糞みたいな犯人です。
欧米では幼児の性的虐待が日本よりも多いんですかね。
北欧ミステリ、おもしろいです。
お勧めの一冊です。