川口俊和 『思い出が消えないうちに』2018/11/18



『コーヒーが冷めないうちに』、『この嘘がばれないうちに』に続く三作目です。

舞台が函館に変わりました。
母親のユカリが父親を探している男の子と一緒にアメリカに行ってしまったので、急遽、函館の喫茶店「ドナドナ」に助っ人として行く流。
この喫茶店でも「フニクリフニクラ」と同じように未来や過去に行けます。
ユカリがいないので、コーヒーをいれる役は流れと一緒に函館に来た幸ちゃんに。
前作よりもルールがしつこく説明されます。
舞台が北海道になったからといって特に変わったことはないような・・・。
あのまま「フニクリフニクラ」でもよかったのではないかしら?
気になったのが亡くなる人が多すぎなこと。
ハッピーエンドでもいいんじゃない。
なんか泣かせてやろうという感じが強い感じがしてしまいます。
それが売りだから仕方ないのかもしれませんがね(笑)。

4作目が出たら・・・同じような感じだと思うので、もう読まないかもしれません。


兄犬は新しいベッドがお気に入り。
今まであったベッドには寝ずに、ツリーのベッドに寝ています。
弟もおさがりの綿あめ屋小屋にいつも入っています。
今までは気に食わないことがあるとおしっこをトイレ以外でして困らせいましたが、今はそういうこともしなくなりました。
ひょっとして、兄ばかりベッドで寝ているのが気に食わなかったのかも。
犬も兄弟平等に扱われたいのかも。