河合香織 『ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち』2018/12/05

お酒が飲めないのに、お酒の本を読むのが好きです。
ビールならコップ半分、ワインなら一杯、飲めればいい方です。
何回か飲んで気分が悪くなり、周りに迷惑をかけていますから、いつも飲むときには気をつけます。
たま~に顔が青くなり、吐き気がすることがあるのです。
本人にもいつ気分が悪くなるのかわかりません。
飲まなければいいのでしょうが、雰囲気に負けて手を出してしまいます(笑)。
飲める人がうらやましいわぁ。


この本は日本産ワインを作るために奮闘した若者たち3人のお話です。

日本のワインというと思い出すのは赤玉ワイン。まずそうでした。
まだ20歳以下だった私は飲めませんでしたが。
その頃のワインは国産と謳っていましたが、実際は純粋な国産ではなかったようです。
ワイン造りに生食用のぶどうを使い、海外からワインやぶどう果汁を輸入して混ぜて作っていることが多かったそうです。
そういう世界の常識からかけ離れている日本のワイン造りに異を唱えていたのが醸造家・麻井宇介で、彼に教えを請ったのが、岡本英史、城戸亜紀人、曽我彰彦の3人の「ウスケボーイズ」でした。
彼らはワイン用ぶどうの栽培から醸造までを手がけ、ワイン造りに精力のすべてを傾けて挑みました。

日本のワインが美味しくなったのは、彼らの努力の賜物なのですねぇ。
小布施に行った時にワイナリーがあったのを思い出しました。
曽我さんのワイナリーだったんですね。(HPがおもしろいです)
簡単にはワインは買えなさそうです。
個人的には山梨県のワイナリー、ボーペイサージュの岡本さんのワインを飲んでみたいですけど。

飲めない私ですが、日本産ワインを応援したくなりました。