麻見和史 『灰の轍 警視庁文書捜査官』2018/12/26



警視庁文書解読班が活躍するシリーズも三作目かな?
今や解読班も3名となり、今回はコンピューターの得意な人が助っ人にきます。
倉庫番と揶揄されているわりには人が増え、仕事が来ますね。
文字オタクの鳴海理沙はリーダーとしての自覚も芽生えてきています。
サブリーダーらしい矢代は自覚に乏しく、未だに捜査一課に未練タラタラです。

一人暮らしの老人の死体が見つかります。
部屋には殺人計画メモらしきものがあり、理沙たち文書解読班に出動命令が。
老人は人に恨まれてもおらず、殺人の動機がわかりません。
妻が五年前に焼死していることが判明しますが。
室内にあったパソコンも文書解読班で扱うことになります。
そして、今までは出歩くこともなかった理沙が積極的に調査に乗り出します。
被害者の甥が容疑者として浮かび上がってきますが、彼も殺されてしまい・・・。

捜査は足で、というのは大事なことなのですね。
文書解読といいつつ、今の時代、パソコンも駆使しなければならず。
意地悪な女性管理官が次回も登場して理沙をいじめるのかしら?
もっと文書解読を生かした内容にしてもらいたいものです。