史夏ゆみ 『イダジョ!』2019/01/14



「イダジョ」とは「医大女子」のことです。

サラリーマン家庭の長女である美南は、幼い頃、祖母が心筋梗塞を起こし救急に運ばれた時のことから医者になると決心していました。
無事、私立の医大に入ったのですが、医学部の勉強は大変で、同級生と励まし合い、助け合いながらギリギリの成績で進級していきます。
しかし、後一年で国家試験を受け卒業という時に父親が癌になり、その上、母親はリストラされ・・・。
法学部へ行った妹は大学院進学を諦め司法試験に挑みます。
美南は医学部ですから授業料が半端ではなく、どう計算しても払えない・・・。
勉強が大変だからと今まで家のことをないがしろにしていた美南は妹から甘さを糾弾され、人に頼らず自分で授業料を稼ごうとするのですが・・・。
どうなる、美南。

医大女子の努力と涙と成長のお話だと思っていたら、結構恋愛の要素が強く、そこがあまりにも甘く、残念でした。
作家さんは医学部の人ではないですから、想像の産物か。
医師って医学生に手を出すほど暇じゃないですよね。
医学生より看護婦・・・?
それにご両親、あまりにもいい加減過ぎです。
娘の学費、貯めとかないなんて。

今まで会った医師を思いながら読みました。
こんなことしてるから、ああなったのか・・・と思うこともありました。
大変なお仕事なのは認めますが、人間としての心の成長はどうなっているのかしら。
読んでも医師に対する見方は変わりませんでした(笑)。

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