今週の読書2019/11/02

今週読んだ本はすべてライトノベルです。
頭をそれほど使わなくても読めるというのはありがたいことです。

まず、漫画から。


アキヤマ 香 『長閑の庭』1~7
23才の大学院生元子は64才の教授・榊に恋する。
告白するも榊はそれは恋ではないと断定する。
しかし、どう考えても、自分は榊が好きなのだと悟る元子。
やがて榊は元子のことを自分も好きであると自覚するのだが・・・。

40才違いの恋はどうなるのか。
最後は予想どうりでした。

椹野 道流 『モンスターと食卓を』
ライトノベルですが、これまた題名がひどいですね。
こんな題名だと手に取る人も少なくなりませんか?

研修医時代の出来事から人と関係を持つことを極端に恐れる杉石有は、今は法医学者として神戸の医大で働いています。
彼のところに持ち込まれた遺体の担当刑事は、昔の彼を知っていました。
その時のことを思い出し、落ち込む有でしたが、彼を助けてくれた恩師が急に彼と会いたいと言ってきます。
恩師は彼に託したいものがあると言うのですが、それはとんでもないものでした。

これは最初からシリーズにするつもりで書かれていますね。
どう有が変わっていくのか興味があります。

安田 衣央 『出張料亭おりおり堂 ふくらアラ煮と婚活ゾンビ』
これも題名が・・・。

32才、独身で派遣社員の山田澄香はたまたま入った骨董店「おりおり堂」でイケメンの料理人・仁と出会います。
彼の料理と顔に惹かれ、派遣を辞めて助手としてバイトをすることになります。
仁はお店を持たない出張料理人。
イケメン一人だと色々とあるので、澄香を雇ったらしいのです。
さて、今日はどこの家庭に料理しにいくのやら。

澄香の妄想がちょっとですが、お料理は美味しそうです。

有間 カオル 『迷える羊の森 フィトセラピスト花宮の不思議なカルテ』
フィトセラピーって本当にあるんですね。
アロマセラピーは知っていますけど、フィトセラピーの方が領域が広いみたいです。
イギリスから来たのかしら?

丈太郎は嫌なことがあると、空き家のブロック塀を蹴っていました。
その日も蹴っていると、ブロック塀が壊れ、そばにいた男の人に当たり、持っていた鉢が壊れてしまいます。
鉢と植えられていた植物の弁償ということで、丈太郎はしばらく彼のところで働くことになります。
男性はフィトセラピー(植物療法)の店を営むフィトセラピストの花宮瑞樹。
彼のお店に丈太郎を初めとして、次々と迷える人々がやってきます。

この頃花をまともに見たことがありません。
それだけ心に余裕がないのでしょうね。
休息を取ってのんびりしますわ。
ついでに花でも買ってきましょうか。

今週の読書2019/11/09



ジェフリー・ディーヴァー 『カッティング・エッジ』
一年に一回出版されるリンカーン・ライム・シリーズの最新作。
今回はNYのダイヤモンド店でエンゲージ・リングを取りに行ったカップルと店主が殺されます。
目撃者がいたことがわかりますが、彼は何故か警察に出頭せず逃げ回っています。
ライムたちは目撃者を殺される前に捕まえようとしますが・・・。
ダイヤモンドを巡る連続殺人事件は、やがて違う様相を表し始めます。

なかなか事件に大きな展開はないのですが、大どんでん返しは最後の方に固まって出てきます。
そうくるかという感じです。

小川 糸 『ライオンのおやつ』
若くして余命わずかと告げられた雫は、瀬戸内海に浮かぶレモン島のホスピス「ライオンの家」で死を迎えることにします。

重い内容なのだけど、小川さんらしいふんわかした感じで仕立てています。
死をこういう風に穏やかに迎えられたらいいなと思います。

山本 巧次 『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北からの黒船』
シリーズ6作目。
元OLの関口優佳は江戸と現代を行き来するタイムトラベラー。
江戸ではおゆうとして同心伝三郎の配下として働いています。

ペリー来航の前、ロシア商船の船員が日本に漂着し捕らえられ長崎への移送中に脱走、江戸市中に侵入したらしいとの情報が入り、おゆうたちは彼を探すこととなります。
そんな時に移送責任者の配下が殺され・・・。

おゆうと伝三郎の仲はなかなか上手くいかず、ずっとこんなんで進むのかしら。
ちょっとマンネリ化してきたかな。

≪漫画≫
磯谷 友紀 『海とドリトル』1~4
失恋を癒やすため富士山に登っていた時に変な男性2人組に遭遇し、手伝ったため、七海の人生は大きく変わることとなりました。
心理学から海洋生物学(というのだろうか?)へと専攻を変え、学部生ながら烏丸研究室へ入ったのです。

理系の研究室って一回のぞいてみたいものです。
変人、奇人がいっぱいいるみたいな気がします。
一応漫画ですので、それほど変人も出てきませんし、研究よりも恋バナの方がメインのようですけどね。
もう少し続けてくれてもよかったのに、あっさりと終わってしまいました。
ちょっと残念でした。

いつもより遅いトリミング2019/11/10

トリマーさんが2人も辞めたので、トリミングの予約が取りにくくなっています。
そのため1ヶ月半ぶりのトリミングでした。
兄犬はカットをしないと顔の毛が伸びすぎになります。
私が切ろうとすると、顔を背けるので怖くて切れません。
ハサミだけではなく櫛を使うといいのかしら?


次のトリミングは年末。
そのため顔を少し短めにしてもらったのですが、あまりかわらないような気がします。


中年なのに、あどけない表情をします。
人間の中年は・・・。


今回は二匹一緒にトリミングができなかく、夫も仕事でいなかったので大変でした。
二匹を連れていき、その後、一匹ずつ連れ帰りました。
ママの右膝が少し痛みますわ。


相変わらず耳が大きい弟です。
トリミングの日だけいい匂いがします(笑)。


弟は兄のように膝の上にのせても大人しくしていないので、あまり抱いたりできません。
落ち着きがないのは持って生まれた性格?
兄は3才ぐらいから落ち着き、抱かれると静かにするようになったのに、弟は5才になっても変わりません。


犬でも色々ですね。

ミッキー?2019/11/12

弟は犬なのにミッキーに似ています。


こうやって撮ると、似ています。


兄は特に似ているキャラクターはないです。
性格のかわいらしさは兄の方が勝ります。

今週の読書2019/11/15



米澤 穂信 『Iの悲劇』
”I”ってIターンのIです。
箕石という誰も住む人のいなくなった限界集落に人を移住させて蘇らせるというプロジェクトが実施されました。
そのIターン支援プロジェクトを任されたのが「蘇り課」の三名。
人当たりがよく、さばけた新人、観山遊香、出世を望み、常に公務員らしさを醸し出している真面目な万願寺邦和、定時に退社、やる気のなさそうな課長、西野秀嗣。
何故か次から次へと移住者たちはトラブルに見舞われ、邦和たちは箕石まで駆けつけることとなる。
最後に明らかになる真実。
面白いです。

小路 幸也 『夏服を着た恋人たち マイ・ディア・ポリスマン』
宇田巡が東楽観寺前交番に赴任して三年目の夏。
高層マンションの最上階の部屋が暴力団事務所になっているという通報がもたらされ、巡はマンションへと赴く。
一方、巡の恋人で漫画家の楢島あおいはオレオレ詐欺の現場らしきものを見てしまう。
あおいの父は長年行方不明だった大学時代の親友を町で見かける。

最後はあっさりと終わるのが小路流ですかね。

ブレイディ みかこ 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
本屋大賞2019ノンフィクション本大賞受賞作品ということで、読んでみました。
アイルランド人と結婚した日本女性が自分の息子がイギリスの中学生になり、その時に経験したことを書いたものです。
息子さん、よく育っています。
イギリスの学校って日本と全く違うんだなぁとつくづく思いました。
しかし、いい所が沢山あるのに、実際にイギリスに暮らしていて、お子さんのいる人のブログを読むと、なんで・・・と思います。

≪漫画≫
石井 まゆみ 『歌うたいの黒兎』1~10
0円漫画で3巻まで読んだら止められなくなってしまいました。
会社が潰れ、メイドカフェで黒うさぎになって働いていた森永森永子は楡屋敷家のおぼっちゃまに気に入られ、楡屋敷家のメイドとなることにしました。
しかし、メイド仕事はいい加減、ただ叶夢ぼっちゃまのためになることは一生懸命やります。
ぼっちゃま愛、すごいです。

藤崎 聖人 『ワイルド・ライフ』1~7
これまた0円で途中まで読みましたが、27巻(?)まであるのを知り、7巻で止めました。
絶対音感で獣医になり、活躍するというお話。
お勉強はできないのに、獣医としての勘がよく、一番に動物のことを考え、動物のためなら死ぬことさえいとわず、動物に好かれ、一応手術の腕もいいという、そんな人いたらすごいですわ。

今週はいい本を読めました。

ジューリー・ハイジー 『ほろ苦デザートの大騒動』2019/11/18



ホワイトハウスのエグゼクティヴ・シェフのオリーはホワイトハウスの厨房を視察しにきたサールディスカのシェフたち4人の相手で大忙し。
ホワイトハウスは支出削減のため人手不足だというのに、彼らは二週間も滞在するのです。
エグゼクティヴ・ペイストリー・シェフのマルセルが視察団のガイド役を引き受けてくれましたが、彼自慢のホットチョコレートを味見していて、倒れてしまいます。それも二度も。
事故なのか、病気なのか。
マルセルの訴えを聞き、サールディスカのシェフたちに疑いを持つオリー。

一方、オリーの夫・ギャブは、父のように思っている人が倒れ、彼から彼のワイナリーを継いでほしいと言われます。
ワシントンDCからワイナリーには通えません。
そろそろこれからのことを考えなければならない時期のようです。

最後にまたまたオリーの体をはった活躍があります。
ホワイトハウスに勤めている間はお料理だけしていることは無理のようですね。

映画と読書・・・。2019/11/21



ゴッホが好きなので、早速見に行ってきました。
もちろん先々週の風邪がひどくない頃です(これで風邪がひどくなった?)。
映像が凝っていたので、ちょっと何だこれという感じがありました。
ウィリアム・デフォーはゴッホに似ていましたが、相手役のゴーギャンが今一。
ゴーギャンがゴッホに言う言葉が印象的でした。
「速く書きすぎる」、「厚く塗りすぎる」、「君の絵は彫刻だ」とかなんとか言っているんです。
ゴーギャンの絵を見ると、絵の具を薄く塗っていますものねぇ(笑)。
ゴッホの死の真相ははっきりしていませんが、そんなことを追求するよりも絵を見た方がいいようです。
絵がすべてですよね。

具合が悪いと家事をいい加減にするので本が読めます(笑)。

安田 依央 『出張料理・おりおり堂 1~5』
たまたま入った骨董屋でイケメンシェフ・仁と美味しい料理に出会った山田は、舌を認められバイトで仁のアシスタントとして働くことになります。
仁は前に京都の料亭で働いていたことがあるのですが、何やらあったようで、脳内で仁とのことを考えるだけで好きにならないようにしていた山田です。

仁と山田との間で起こるもろもろを書いています。
山田が「喪女」を卒業するのはいつかしら。
それは最終回でしょうね。
山田の妄想が唯一読みたくないです。

岡崎 琢磨 『珈琲店タレーランの事件簿6 コーヒーカップいっぱいの愛』
タレーランはまだ続いていたのね。
オーナーの藻川又次が狭心症で倒れ、手術を受けなければならなくなりました。
弱気になった藻川は姪の美星に四年前に亡くなった妻の謎の行動のことを調べてほしいと言い出します。
それを聞いたアオヤマは美星と一緒に調べることにします。

なかなか進まないアオヤマと美星の関係ですね。
もう一冊ぐらいあるのかな?

華籐 えれな 『寺嫁さんのおもてなし 五』
檀家に誘われ、真白と龍也は温泉旅行へ。
これは・・・と思っていたら、ライトノベルのお約束か、何もなく残念(でもないか)。
そこで自分の本体のかけらを見つけた真白は人間になれるのですが、ミケーレがいなくなり・・・。

五巻まで伸ばしましたね。
次はいよいよ婚礼ですよね(?)。

谷崎 泉 『高遠動物病院へようこそ!2』
動物病院ものもライトノベルにはあります。
人気なのかしら?

姉の犬・安藤さんと一緒に高遠動物病院でバイトを始めた日和。
勤めるうちに自分の専門知識の足りなさを痛感することとなります。
元動物看護士で高遠と前の病院で働いていた女性が現れ、これ幸いと彼女に自分のいない時間帯で働いてもらうことにします。

動物命の高遠と日和の関係はどう進むのかしら?
犬の安藤さん、可愛いです。

水生 大海 『ひよっこ社労士のヒナコ』
「社労士」などという仕事があるのを知りませんでした。
社会保険労務士(国家資格)の略だそうで、クライアント企業の労働・社会保険問題から年金までを扱うんだそうです。
会社員の方必見の本・・・かな?
読んだら参考になるところはあると思いますよ。

奥乃 桜子 『それってパクリじゃないですか?~新米知的財産部員のお仕事~』
知的財産部とは自社の特許や商標を権利化する仕事をするらしいです。
色々な仕事がありますねぇ。
私が大学生だった頃はこんな本がなくて、事務仕事ってどんなのか全くわからなかったわ。
今はこういう本を読んでおけば何となくわかっていいわよね。

飲料メーカーに勤める亜季は知的財産部に異動になる。
全くのド素人だというのに。
上司の北脇にしごかれながら、なんとか仕事をやっていきます。
そんな時、ライバル社から新製品のお茶の技術が特許の侵害だと通告され・・・。

≪漫画≫
秋里 和国 『スイートオアシス1~5』
なんかじわじわと怖い話です。
女性が結婚で幸せになる話とか思ったら、昼ドラ風、ドロドロの人間模様・・・。
最後が・・・。

二階堂 ヒカル 『あおざくら防衛大学校物語 1~14』
0円で読んでいたらはまりました。
防衛大学校の実態が垣間見られる作品です。
私は絶対に入りたくありませんがね(笑)。

瀬尾まいこ 『君が夏を走らせる』2019/11/22



『あと少し、もう少し』の続編みたいです。(私読んでないの)

中学校時代、不良で名をなした大田はギリギリになってから勉強し、高校の底辺校に入学していた。
周りに合わせるため頭は金髪でピアスまでしている。
見かけは不良でも心は違う。
こうなったきっかけは中学校最後の駅伝大会らしい。

ある夏の日、先輩からとんでもないバイトをもちかけられる。
先輩の奥さんが切迫流産で病院に入院するので、先輩が仕事に行っている間、1才になる娘の面倒を見てくれというのだ。
なんでオレに、と思う大田。
最初、娘の鈴香は泣いてばかりで御飯も食べない。
しかし、しばらくすると・・・。

16才、頑張る。
彼に娘を預けようと思うなんて普通じゃないけど、でも先輩も人を見る目があるね。

たまたま鈴香を連れていった公園で再会した中学校の陸上部の上原先生が、中学校に行ってたまに陸上部を見てやるかと言った大田君に言う言葉がいいです。

「大田君の走る場所は中学校にはないよ」
「大田君が走るのは、今まで通ってきた場所じゃなくて、これから先にあるってこと。まだ16歳なんだもん。わざわざ振り返らなくたって、たくさんのフィールドが大田君をまってるよ」

そう、若いんだもんね。
学校って通過点なんだもの。

大田君がこれからどうなっていくのか、また書いてくれるのかな?
大田君の他に駅伝参加者は5人もいるか。
上原先生の番外編もいいかもね。

若い子の育児の参考に・・・なるかな?

大崎 梢 『彼方のゴールド』2019/11/27



大手出版社「千石社」の営業からスポーツ雑誌の編集部に配属された明日香のお話。
水泳教室に通ったことはあるけれど、スポーツにはとんとご無沙汰しており、スポーツなんか興味がない方なのに、なんでスポーツ雑誌に・・・とは思ったのですが、明日香はできる女みたい。
うまく人との縁を繋いでいけるし、インタビューも難なくやっています。
上手く行き過ぎっぽいけどね。

スポーツ雑誌のことが少しわかるお仕事本です。
前に出版されている『スクープのたまご』と『プリティが多すぎる』、『クローバーレイン』の続きみたいです。
前作が好きだった方は是非お読み下さい。
私としてはちょっと大人しすぎな感じがしましたが。

欲張りな弟犬2019/11/29

弟におもちゃを見せると・・・。


早くくれと言ってきます。


素早く奪い、ガシガシと噛みます。


何故かカメラ目線で見てきます。
これは取ってみろと言っているんです。
取ろうとすると逃げます。


兄犬は弟の様子を苦々しそうに見ています。
自分も遊びたいのに弟がおもちゃを独り占めしちゃうのです。
兄に別のおもちゃを与えようとすると、すかさず弟が取りに来ます。


弟に取られてしまいました。


また取ってみろよと、わざと囓るのを止めます。
面倒なので、ほっておくと・・・。


さびしそうにこっちをみます。
兄が可哀想なので、弟は自分の部屋に入ってもらい、兄に別のおもちゃを与えました。





喜んでガジガジ噛んでいます。
しかし、この後、とんでもないことが起こります。
兄がおもちゃを囓るのを止めた後、このおもちゃが欲しい弟がフェンスの間から手を出して、取ってしまったのです。
取り戻そうとすると、ハウスの中に持っていってしまいました。
恐るべき弟犬。
所有欲がすごいです。

兄にはクリスマスプレゼントには早いのですが、新しいハウスを与えました。


早速中に入ったのですが、顔がすねてます。
兄も遊びたかったのね(笑)。