コージーミステリー、三冊2019/12/07



ジャナ・デリオン 『生きるか死ぬかの町長選挙』
CIA秘密工作員で命を狙われているため、シンフルという田舎町に司書で叔母の遺産整理のために来ていると偽って住み始めたフォーチュン。
住んでから二週間しか経っていないのに、色々な騒ぎに巻き込まれ、ずっと住んでいたような感じになっています。

親しくなったおばあさんのアイダ・ベルが町長選挙に出馬することになり、フォーチュンは選挙を手伝うことになります。
しかし、公開討論会の後、対立候補が殺され、アイダ・ベルは犯人扱いされてしまいます。
友の無実を証明するために、フォーチュンはもう一人のおばあさんのカーディと共に探り始めますが…。

おばあちゃんパワー炸裂だったはずですが、今回はアイダ・ベルが活躍できなかったので、パワーダウン。
カーディおばあちゃん、足を引っ張りすぎよ。
フォーチュンもバリバリのスパイだったはずなのに、シンフルに来てから調子が狂っています。
さて、選挙はどうなるのか?

次回はどんな騒動が起こるのか、そしてカーターとどうなるのか。
楽しみです。早く翻訳してね。

M・C・ビートン 『アガサ・レーズンとイケメン牧師』
早期退職をし、ロンドンからコッツウォルズに移り住んだアガサは、隣のイケメン作家と結婚したけれど、彼が修道院に入ってしまい、離婚。
だけど、その修道院から元夫はいなくなってしまう。
離婚したいがために修道院に行ったのかとガッカリするアガサ。

そんな頃、村にイケメン副牧師・トリスタン・デロンがやってきます。
トリスタンを見に教会に行ったアガサは、彼からディナーに誘われます。
しかし、食事をしているうちに彼の裏の顔が見え始めます。
ディナーの次の日、牧師館の書斎でトリスタンが死んでいるのが発見されます。
容疑者とされたのが、牧師のミスター・ブロクスビー。
彼がトリスタンの人気に嫉妬していたというのです。
友人であるミセス・ブロクスビーに頼まれ、アガサはミスター・ブロクスビーの容疑を晴らすため、隣に住み始めた探偵小説家のジョンと一緒に調べ始めます。

相変わらずのアガサ。
彼女は自分の悪いところを認め、治そうとはしないので、いつもの悪いパターンを繰り返すことになっています。
彼女にピッタリの男性ってそんなにいないわね。
次に隣にやってくる男性とはどうなるのかしら。

若竹七海 『不穏な眠り』
私の好きな日本の女探偵、葉村晶の新作。
相変わらず仕事はできるのに、不運で、満身創痍です。

アマゾンを見ると、TVドラマ化決定と書いてあります。
葉村役はシシド・カフカだそうで、彼女ってどうなんだろう?
写真を見ると、悪くなさそう。
髪は長くしてくれるのかしら?
ドラマは続けて見ることができないので、たぶん見ないでしょう。
面白かったらいいですね。

続き物の漫画は『マリアージュ 20』と『響 13』、『小路恋唄 4』、『百姓貴族 3』を読みました。
『響』と『小路恋唄』は最終回で、それぞれが新しい道を歩むという感じで終わっています。
しばらくして、その後を描いてくれると良さそうです。