水生大海 『きみの正義は 社労士のヒナコ』2020/01/13

『ひよっこ社労士のヒナコ』の次の本です。


OLから社労士(社会保険労務士)になって2年目の朝倉雛子のお話です。
1年目から随分成長したようです。

社労士は労働・社会保険問題の専門家であり、行政機関に提出する書類や申請書等を依頼人に代わって作成したり、個別労働関係紛争の解決手続き(調停、斡旋等)の代理をしたり、労務管理や社会保険、国民年金、厚生年金保険についての相談・指導をしたりする国家資格です。
試験の合格率は6.6%(2019年)という低さ。
社労士になるのは難しいんですね。

二年目になるとそれなりに仕事も覚え、労働者が不当に解雇されないように、聞き分けのない会社社長などを上手くあしらえるようになってきています。
今回雛子が扱う労働問題は5つあります。
1つめが老人ホームの無期雇用転換案件。
パートなどは契約期限が1年とか6ヶ月とか決まっていますが、5年勤めると、無期契約になれるようになったそうです。
会社はそうならないように続けて3年まで契約できるとか、無期雇用にならないように色々と考えていますね。
2つめが18歳以下の労働問題。
午後10時から午前5時までの深夜労働禁止とか労働場所の禁止事項とか色々とあります。
本人が年齢を偽っていた場合はどうなるのでしょうか。
3つめがセクハラ問題。
言った言わないで争うことが多いですね。
真相は藪の中で終わって欲しくないです。
4つめが不払い残業問題。
前にファミレスなどで聞いたことがあります。
今はどうかな?
5つめが介護問題。
今は申し出れば時短勤務もできるようになったのですね。

この本は色々と勉強になります。
働いている人、必須の本かも。

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