史夏ゆみ 『イダジョ!研修医編』2020/02/25



医大を卒業した安月三南は、奨学金をもらった関係で栃木県の中堅総合病院である北関東相互病院に研修医として赴任することになります。
大きな大学病院とは違い、人手不足ということもあり、色々なことを任されますが、初っぱなから医師としての仕事を覚える前に、女であることの壁にぶつかります。
患者には看護師と間違われ、問診も上手くいかず、派遣医師に苛められ、同じ研修医がサラッとできることができず、惨めさを味わう毎日。
でも、美南にはアメリカに行った医師の彼氏・景見がいます。
落ち込んだらテレビ電話で彼と話せばいい。
しかし、彼に女の影が・・・。

前の『イダジョ!医大女子』では医大で勉強している女子の生態(?)が描かれていましたが、今度は研修医が何をしているのかがわかります。
女医さんも大変ですねぇ。
男性医師はお仕事に励めばいいのですが、女医は妊娠のことを考えなければなりませんから。
いつ出産するのかが問題ですものね。
ある程度のキャリアを積んでから出産すると高齢になり、戻っても体力的に大変だし・・・。
だからって美南のようにするっていうのもどうなんだろ?
たまたま周りがよかったってことではないかしら?

医師が読んだらどう思うのかという疑問もありますが、研修医のことを少しでも知ることができるお話です。